あらすじ
【文化祭。波乱の、第5集】
工場で働く片桐真実(18)は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、人種のルツボ“通信制高校”に入学する。
お嬢様・莉央と出会い、喧嘩ばかりの日々。混沌の教室で、一癖も二癖もある同級生達と激しい交流を重ねつつも、遂に二人は惹かれあい、付き合い始めた。そして、初めての文化祭当日を迎える――。
大ヒット青春ラブコメ、超待望の最新刊!!
妹の面倒を見るために、中学を出てすぐに工場で働き始めた片桐真実(かたぎりまこと)。
中卒だからと自分を笑った周囲を見返すために、中学浪人した妹と共に通信制高校に通うことに。
真実を待っていたのは、15歳のお嬢様から76歳のお爺さんまで老若男女問わず学ぶクラスメートたち。年齢も境遇もまったく異なる学生が在籍しており、皆それぞれに悩みを抱えていた…。
主人公の真実は、自身が工場勤務であることや父親に前科があることに引け目を感じ、周囲と何度も衝突します。
しかし、通信制高校での学生生活を過ごす中で様々な事を学び、成長していくことで徐々に周囲からの信頼を獲得していきます。
年齢や性別、社会的地位が異なるからこそ解決が難しい問題を、もがきながらも乗り越えていく主人公たちの物語を是非読んでいただきたいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あかりに煽られた時に特別だから言えないと真実が答えるが
真に迫っているしとてもよくわかると感じた。
同じくあかりに絡まれた時に若葉が「偉いと思うよ」
というところも彼女らしくいいなと思うが
個人的には分かりは非常に嫌いである。
真実の職場の社長が父親の前で立ち回ってくれるのは
大変ありがたいのだけれども、登場人物たちが
比較的簡単に手をあげるのがハラハラしてしまう。
時代設定的なものもあるのだろうか。
たくさんの嫌なことに対して「どうでもいい」と真実が
言えるのが良いことなのかと思ったが、共依存にもなりかねない雰囲気で
そこが少し心配である。
まこハーレム
この巻の主なストーリーは、まこが無意識にモテて、どの女性からのアプローチも断らず、それでいて寄せられる恋愛感情に気付かない、というもの。
レイプをかっこよく阻止した爽快な展開の後にこういうハーレム展開になると、
まこがその場その場の衝動に身を任せる卑劣漢に見える。
男性にとっては面白い巻かもしれないが、女性の目線ではひどい男に惚れてしまったヒロインはじめ作中の女性陣がかわいそうで不愉快だ。