【感想・ネタバレ】九孔の罠 死相学探偵7のレビュー

あらすじ

超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。そこでは、経費削減のため、成長が見込めない「年長組」の一部リストラが囁かれていた。そんな中、「年長組」の1人・沙紅螺が帰宅中、背後に現れた不気味な黒い影に追われる事件が発生。依頼を受けた俊一郎は、黒術師に唆された研究所関係者の仕業と考え、黒捜課の曲矢刑事らと警戒態勢を敷く。だが、なぜか新恒警部の姿が見えず、俊一郎は不安になる。待望のシリーズ第7弾!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

これもミステリ?本格じゃないミステリかな。
真相を知ってもう一度読むと見方が変わって面白いのだろう。犯人は、今回はほぼ提示されているのでサスペンス…?と思いきや、読者が騙される系のやつです!
俊一郎のコミュ力が随分あがったなぁ。

0
2023年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 読み終わってから、思わず表紙を見直してしまう作品。
 今回の舞台は超能力者を育成・研究している「ダークマター研究所」。
 透視や、予知能力といった特殊能力を持つ超能力者が、「九孔の穴」という呪術によって狙われているので、呪いを阻止するために死相学探偵弦矢俊一郎が研究所に乗り込む、というストーリー。
 いつもオカルトとミステリーが交じるのがこの作者の特徴だが、今回はオカルトとミステリーとSFの三つ巴という印象だ。
 肝心の殺人事件までたどり着くまでが少し長いが、しっかり伏線が張ってあるし、研究所に乗り込んでからはテンポよく進んでいく。
 「九孔の穴」という呪術は、呪う相手を怖がらせる必要があるため、お得意の「追われる」描写もしっかりある。
 犯人についてはあまり意外性がないが、しっかり伏線は張られているし、最後の推理によって全てがひっくり返るスタイルは健在だった。

0
2020年07月06日

「小説」ランキング