【感想・ネタバレ】SOUL CATCHER(S) 1のレビュー

心が見える能力を持った指揮者が主役の吹奏楽マンガ!

他人の心を見ることが出来るという特殊な能力を持っている主人公の神峰翔太(かみねしょうた)は、吹奏楽部の演奏会で、奏者である刻阪響(ときさかひびき)のサックスの音色が人の心を掴んで動かしているのを目撃する。
過去の経験から他人の心を変える事は出来ないと考えていた神峰だったが、刻阪と知り合い、音楽によって共に人の心を救った経験を経て、指揮者を目指すことになる。
しかし、音楽未経験の神峰は顧問や部員達から認められず、指揮者としての能力を示すために様々な課題に直面することになる…!

音楽をテーマとした本作ですが、全国のライバル達との演奏でのぶつかり合いを、観客の心を奪い合うレースや刀での斬り合いといった様々な表現で描いており、これまで見たことの無い新しい形で音楽に触れることが出来ます。
また、主人公の神峰は指揮者として認められる為に、各楽器のパートリーダー達と真正面から向き合っていきます。一筋縄ではいかない困難にぶつかりながらも諦めない姿は、他人とは関わらないと考えていた頃と比べ、作中での神峰の大きな成長を感じ取れ、今作の魅力のひとつになっています。

とにかく熱いマンガが読みたい方にオススメの作品です!

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濃厚少年漫画

ka
2019年11月14日

神海英雄先生の超濃厚吹奏楽バトル少年漫画です。
非常にテンションが高いため人を選びますが、刺さる人にはとことん刺さると思います。
これがきっかけで今まで聞いたことがなかった吹奏楽を聞き始めました。影響力のある作品です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月06日

「モテないなら戦え」と言わんばかりに、ラブコメ以外どうあってもバトルを求められる週刊少年ジャンプにおいては、たとえ舞台が吹奏楽部であろうと戦います。

作者は、前作「LIGHT WING」でジャンプ打ち切り漫画史上に残る伝説を打ち立てた鬼才、新海英雄先生。
主人公の神峰翔太は人の心が見えてしまうとい...続きを読むう特殊能力を持っていますが、それは、「心」という本来目に見えないはずのものを視認できるだけで、他人の考えてることが具体的に全て分かるわけではありません。能力というより共感覚に近いかも。
神峰が戦うのは部活の先輩でも他校のライバルでもなく、目の前にいる人の「心の闇」。目に見える「心」の姿から、その人の感じている悩みを突き止め解決していく流れは、古屋兎丸先生の名作「幻覚ピカソ」のようです。
神峰の力で自分でも気付かなかった心の問題を解決した吹奏楽部の部員たちは、格段に素晴らしい音を奏で、徐々に神峰を指揮者として認めるようになります。この展開も超アツイ!1話が読み切り並に綺麗にまとまりすぎていたので、2話以降大丈夫か?と逆に心配しましたが、杞憂に終わりました。

そもそも、「音楽」が漫画という媒体で表現するのに難しいテーマであることは、改めて言うまでもなく当然のことです。音は見えないのですから。
その見えないはずの「音の善し悪し」を、「演奏者の心」「観客の心」という観点から神峰が「見て判断できる」という設定は、お見事!の一言です。
思えば前作「LIGHT WING」において、サッカーの試合中、主人公の凄さを示すマンガ表現として描かれていたはずの背中に生えた翼をライバルキャラが物理的に引き裂き、しかも主人公も「ぐああああ」とか言って物理的にダメージを受ける・・・という光景は、「えっ翼ほんとにあったの!?」という衝撃を全国の読者に与えたものでした。
今作に見る神峰の能力、心理表現を視覚化し、物理的にそれと戦っているかのような描写、それらの特色が前作からのものであったことは間違いなく、新海先生の漫画表現への飽くなき挑戦は衰えを知りません。
本当に毎週楽しみにしているので、頑張って連載続いて欲しいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月08日

連載初期からずっと読んでる作品
音羽先輩の話が1番好きなので2巻が待ち遠しい!
キャラ個人では打樋先輩が好き

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月15日

新感覚で斬新な作品。心の声を感じ取り、指揮者として吹奏楽を導くというアイディアは、どうやったら思いつくのだろう。これまで無縁だと思われた吹奏楽の世界へ、初心者の私も一緒に引っ張っていってくれるような、とてつもない引力を感じる。

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