心が見える能力を持った指揮者が主役の吹奏楽マンガ!
他人の心を見ることが出来るという特殊な能力を持っている主人公の神峰翔太(かみねしょうた)は、吹奏楽部の演奏会で、奏者である刻阪響(ときさかひびき)のサックスの音色が人の心を掴んで動かしているのを目撃する。
過去の経験から他人の心を変える事は出来ないと考えていた神峰だったが、刻阪と知り合い、音楽によって共に人の心を救った経験を経て、指揮者を目指すことになる。
しかし、音楽未経験の神峰は顧問や部員達から認められず、指揮者としての能力を示すために様々な課題に直面することになる…!
音楽をテーマとした本作ですが、全国のライバル達との演奏でのぶつかり合いを、観客の心を奪い合うレースや刀での斬り合いといった様々な表現で描いており、これまで見たことの無い新しい形で音楽に触れることが出来ます。
また、主人公の神峰は指揮者として認められる為に、各楽器のパートリーダー達と真正面から向き合っていきます。一筋縄ではいかない困難にぶつかりながらも諦めない姿は、他人とは関わらないと考えていた頃と比べ、作中での神峰の大きな成長を感じ取れ、今作の魅力のひとつになっています。
とにかく熱いマンガが読みたい方にオススメの作品です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2016年01月06日
日本刀とチェーンソーを構えながら音楽を語る漫画がどこにあるか。そう、ここにある。
流浪の連載作品もついに最終局面に。絶対打ち切られる(失礼)か、雑誌と討ち死に(重ねて失礼)の二択しかないと思っていたから相当に感慨深い。本当、ここまで見れて良かった…いや、最後の最後までちゃんと読みたいぞ。
ジャン...続きを読むプ+に移籍してから「巻き展開」っぽく見えてたのは、おそらく作者の「出し惜しみしない」「今最も盛り上がるシーンを読者に届ける」という芸風ゆえかと。これは良し悪しあると思いますが、時間軸いじって"因縁"と"決着"を1,2話の間に収める…というのは読みやすくはあるかも。
また、移籍してから「見開き」ページが無い。スマホで見るのに不向きな表現ということでおそらく意図的に使っていないものと思われる。そこらへん生真面目っぽいですが、なんとなく「窮屈さ」は感じますね。
Posted by ブクログ 2016年01月04日
2016年最初のマンガはSOUL CATCHER(S)。
黒条の言葉によって音楽への意志を失った伊調を、救うため、と言うか、結局は自分自身のために、でもそれは音楽のために、な神峰ッちゃんが頑張る前半。
さんざん人の心をあやつり踏みにじってきた黒条が、自分は操られたくないと、でも結局は自分が一番向き...続きを読む合ってこなかった「恐怖」に飲み込まれてしまう、それもてのひらで転がしてたと思っていた神峰ッちゃんの、まさに掌、って言うのは、なかなか。
後半の怒濤の新キャラで、各パートリーダー達が因縁を持って、バラバラになりかけるのをこれまで燃えさかるハートばかりが注目されていたかりんちゃんが、まさに音楽の神になるとは。
時間の邑楽先輩もたまらんので、まだまだまだまだつづいてほしいけど。
でも、もう終わりなのかナー。
描ききった、という感じはするけど。
あー、もっと読みたいなーーー。