あらすじ
天子の儀を僭す曲者。今日こそ大逆を懲らしめん。忠臣の諫めに耳を貸さず、九錫を得て、曹操は魏公に上り詰める。劉備は、魏呉の間にあってついに蜀を掌中に収め、国家の基礎を固める。あせる呉は荊州の返還を迫るも、留守を預かる関羽は拒絶。だが孔明は、魏の矛先を蜀から逸らすべく、あえて要求を受け容れ孫権と結ぶ。その読み通り、合ひにて孫権と曹操は死闘を重ねる――。曹操、劉備は王の座に。興隆と乱戦の第八巻。(解説・渡邉義浩)
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Posted by ブクログ
俗な表現になるが、タレント豊富な劉備陣営である。
老将黄忠、趙雲の活躍あり、張飛もかつての脳筋キャラからは成熟したような戦いを見せる。そして何よりも関羽は強い。
蜀漢の豊かな人材の、まさにピークとも言える働きぶりが描かれた巻であった。
遠くない、衰退もそこはかとなく感じさせる。
Posted by ブクログ
どうにも曹操の魏が弱くなった、というよりも求心力がなくなってきた。
劉備の蜀が強いというよりも、家臣が勝手に勝ってくれているようにも見える。
国が大きくなると、こういう風になってしまうのかなぁ。
Posted by ブクログ
曹操は魏王に、劉備は蜀を制し漢中王となり、孫権率いる呉を含む三国が伯仲する時代へ。やっぱり孔明は天才のままで、黄忠を含む五虎大将軍の活躍と曹操の奸雄っぷりが描かれる。目立たないけど、鳳雛こと龐統もサクッと退場。
年寄りと揶揄され、地団駄踏んで「わしゃまだやれる」とワガママ?だけども結果を出す黄忠、それを裏方でサポートする趙雲、ただの力自慢ではなく戦上手の張飛、諭されたらコロッと寝返ってしまう馬超、そして何とも小難しいおっさん臭が漂わせながらやっぱり強い関羽。なんだかんだで統率もとれキーパーソンが明確な蜀がわかりやすく強い、と感じられる。
戦闘シーンがややワンパターン化してきてるのは長編として仕方ないと思いつつ、曹操は益々傲慢振りを発揮し、少しでも気に障ったら容赦なく殺していく"物語の悪役"としての地位を築いていく。ただ、劉備も孔明も堅苦しいくらい「いい人」なので、あまり感情移入はできない。
主要人物が齢を重ね、物語の終焉がそこはかとなく感じられるのが少し寂しい。
Posted by ブクログ
英傑たちも年老いてきたなぁ(´・ω・`)
しかし黄忠はカッコイイジジイだった。張飛も筋肉脳から成長したようだし。
皇帝が相変わらず薄幸だけど、またしてもクーデターを臣にやらせて失敗。もう3回目くらいじゃなかったかな。ちょっとは学習しなよ、と思ったのは私だけだろうか…