あらすじ
木星往還船計画始動の報せにハチマキは決意する。誰も行ったことのない遠くへ行く。未開の道を切り拓くため、持てるエネルギーの全てを費う、と。「独りで生きて独りで死ぬ。それが完成された船乗りだ」尖りをむき出しにする彼に、口を挟もうとする女がいた。デブリ回収船の同僚、田名部愛。「独りで生きて、死んで、なんで満足できるんですか。バカみたい」ハチマキはそれに抗する言葉を探したまま、搭乗員試験に臨む。
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Posted by ブクログ
「独りで生きて 死んで
なんで満足できるんですか
バカみたいよ
宇宙は独りじゃ広すぎるのに」
「全部オレのもんだ
孤独も
苦痛も
不安も
後悔も
もったいなくてタナベなんかにやれるかってんだよ」
Posted by ブクログ
悪魔に魂を売る、という価値観の是非について。この漫画って全体を通してアイデンティティの獲得の話でもあると思うんだけど、ハチはその揺れ動いている最中。今度は、またあるきっかけを機に悪魔的な目的志向から「宇宙」の理解へ。‥別に難しく考えなくたって面白い。