【感想・ネタバレ】“文学少女”と恋する挿話集3のレビュー

あらすじ

恋に破れた「炎の闘牛」、柔道部の牛園くん。それでも遠子を思いきれず、思い出が欲しいと心葉【このは】に詰め寄り……『“文学少女”と炎を上げる牛魔王【ミノタウロス】』、クラスにも、気安い笑顔を向けてくる担任の竹田千愛先生にもなじめない中学生の仔鹿だが──『迷える仔鹿【バンビ】と嘘つき人形【ドール】』ほか、遠子の想いを目にした紗代や、夕歌と毬谷先生の出会いなど、甘くほろ苦いエピソードが満載! 物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第3弾!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あ〜…本当にこの挿話集3は色んな恋や愛が詰まってて切なくなりますね。
個人的に千愛が先生として働いている姿に泣けてしまいました。
あの日屋上から飛び降りようとして引き上げられた千愛が、今は誰かを引き上げる側になったんですね。
例え空っぽでも、人間失格だと思っても、そんな千愛のことを愛してる人がいるんだよって死にたがりの道化で苦しんでいた彼女に伝えたくなりました。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

"文学少女"短編集第3巻。バリエーション豊かなサブキャラ達を掘り下げる話が多く楽しめた。まさかの再登場、柔道部の牛園君の恋の決着が一番せつなかった。

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2013年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回もよかったなと思います^^

牛園先輩は今回も熱い物語になるのかなぁって思っていたのですが、
意外と爽やか、といいますか、夜風が心地よい空気でした。

次に遠子先輩と紗代ちゃんの話。
93~95ページが大好きで大好きで、もう何度も読み返しました!
でも同時に胸が苦しくなりました。
遠子せんぱい・・・・・・(´・ω・`)

毬谷先生の話では苦々しさが伝わってきて、すごくつらかったです。
(+α)ちがう言葉を綴っていた物語がひとつに繋がっていく感じでして、まさかあのとき聴いた歌声が先生だったなんて! というところでは、私もつい驚いてしまいました^^;

表紙を飾ったちぃちゃん。先生になったんですね。
少しだけ、大人になった気がしました。
そして最後に涙々です。
流人と抱き合ったちぃちゃんの挿絵もすっごく好きです。
ちぃちゃん、流人と末永くお幸せにね*

というわけで★5です^^


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

個人的な話になりますが、この挿話集って
プチサプライズでいただいた
かわいらしい小さなプレゼントを
「なにが入っているのかなぁ」って
わくわくしながら、そっと包みを開ける気分になりませんか?
・・・・・・あれ、私だけ?

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2011年08月27日

ネタバレ 購入済み

終わっても続いていくもの

"文学少女"シリーズの短編集第3弾ですが、その面白さは本編のそれと変わらずです。そう、本当に変わらないです……。時折のぞく人の持つ「暗さ」も「容赦のなさ」も、「逃げようもない現実」も。それでも希望の仄見える展開も少し、本当に少し見えたりして、この読後のほろ苦さ加減こそが正に"文学少女"シリーズだなあと思います。

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2022年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠子おばタンの秘密が、ツボにはまりましたが、この本のヒロインはちいちゃんでしたね。子供を産むということに対する女性の執着は怖くなることもありますが、怖いモノ見たさでまた読んでしまいます。ライ麦畑でつかまえても何度か挫折してますが、やっぱり読んでおかなきゃと改めて思いました。それと、第一話の嫉妬する心葉君も新鮮でしたね。

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2012年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

挿話集③。
本編のその後が多いもの。

[炎を上げる牛魔王]
遠子先輩に嫌われても想いを忘れられなかった牛園先輩が前に進むための話。
相変わらずな先輩だけどほろ苦い青春という感じ。

[おやつ『好色五人女』]
口では言えない思いを文に載せて。
英語の宿題を翻訳したノートをつまみ食いしてしまったて、どっかに出てきてたね。

[恋しはじめの女給]
遠子先輩が麻紀先輩にさらわれた夏休みの紗代ちゃん視点。
珍しく遠子先輩の気持ちが語られる話でもありました。

[おやつ『谷間』]
哀愁を漂わせる遠子先輩に甘い話を書いてあげたら原因に驚いた話。
それでよく国立に・・・

[傷ついた紳士と汚れなき歌姫]
ななせの親友夕歌とその彼氏になったマリちゃんの出会い。
この先の展開を知っているだけに、幸せそうな展開が逆に辛い。

[卵の歌姫と彷徨える天使]
かつて罪を犯したマリちゃんが、出所して再び歌姫に関わってしまう話。
確かに許されざる罪を犯したのは事実で、忘れてはいけないものなのだけども切ない。

[遠子おばタンの秘密]
麻貴先輩と流人の子供が生まれて、遠子先輩がおばタンになってしまった話。
確かに大学生でおじさんおばさんは嫌だなあ。
楽しかったです。

[迷える子鹿と嘘つき人形]
人の心が分からないちぃが学校の教師になってて、生徒のために奔走する話。
思春期生徒は更に多感だろうに、よく先制という職業を選んだと驚いた。

[頑張る子鹿と臆病な旅行者]
[道化のつぶやき]
相変わらずの思春期女子の教師をしているちぃの話。
30代になったとは随分と時間が立ってることで。
苦しみながらも進んで、子供を生んだあとも幸せになってほしい。

そしてできれば、その後の物語も読みたかった!

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2019年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本文354ページより引用
「おっ、ビッグバーガーの割引キャンペーンやってるな、食ってくか?悠人」
「さっきチョコパフェをたべたばかりだよ、お父さん」
「あれは、おやつ。こっちは夕めし」
「ゆうごはんは、おうちでたべるよていだから、だめ」
「子供が、かたいこと言うなよ!麻貴は、ファーストフードなんか食わせてくれないだろ。父さんが庶民の味を教えてやる」
「お父さん、いつしゅうしょくするのって、しつもんに、まだ答えてもらってません」
「だーーーーーっ、それ、小学生がする質問じゃねーって」

 七月の土曜日。
 ハンバーガーショップの前で、小さな男の子にやりこめられている流くんを、わたしは茫然と見ていた。

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2011年12月16日

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