あらすじ
長崎へ最新医術の習得にやってきた寄合医師の矢切良衛の許に、遊女屋の女将が飛び込んできた。浪人たちが良衛の命を狙っているというが…。一方、将軍綱吉は、お伝の方が近年懐妊しないことに疑念を抱く。
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
長崎で最新医術を学ぶ幕府寄合医師の矢切良衛の許に、遊女屋の女将が駆け込んできた。浪人たちが良衛の命を狙っているというのだ。小者の三造とともに、浪人たちを迎え撃った良衛は、一人を生け捕りにし、長崎奉行に引き渡すのだった。一方、大奥では、将軍綱吉の側室であるお伝の方が、自らの不妊に関する疑念を綱吉に訴えるが―。江戸と長崎で良衛の医術の成果を狙い、張り巡らされる策謀。剣豪医師にかつてない危機が迫る。
平成29年11月8日~11日
Posted by ブクログ
シリーズ第八弾。
良衛に抜け荷の薬草を見られたと勝手に勘違いしている南蛮屋と、良衛が和蘭陀流産科の秘術を習得していると勝手に思い込んでいる房総屋が、しつこく良衛を狙います。
(確かに薬草は見たけど、それが抜け荷のものだとは良衛は全然思っていない)
ついに出島で、オランダ人刺客にも襲われる始末。長崎奉行さんも良衛のトラブルメーカー(?)っぷりにうんざりしている様子です。
そうこうしている内に、将軍の命で急ぎ良衛を江戸に戻すようにとの通知が届きます。
せっかく長崎にきたのに、ろくに勉強できないまま帰らなけらばならないとは、何とも気の毒な良衛です。