あらすじ
最新の医術を求め、江戸を発った幕府寄合医師の矢切良衛は、ついに目的地の長崎へ到着した。薬種問屋の心遣いで、初めての卓袱料理を堪能した良衛は、翌日、長崎奉行の川口宗恒に出島への出入りを願い出るのだった。一方、大奥では、綱吉の世継ぎ問題から、良衛の医術遊学の成果を待ち望む者たちが、暗闘を繰り広げていた──。出島で医術を学ぶ良衛をつけ狙う怪しい影。果たして良衛は使命を果たせるのか。書き下ろし時代長篇。
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Posted by ブクログ
シリーズ第七弾。
長崎に到着した良衛ですが、彼をめぐる人々の“勝手な憶測や思い込み”によって、襲われたり(定期)、恨まれたりと長崎に来てまでもエライ目にあっています。
しかもまだ到着して間もないのに、ある藩の使者がやってきて、いきなり“和蘭陀流産科の秘術を教えろ”と迫られる始末です。
“和蘭陀流産科の秘術”を知りたいのは良衛の方で、大奥や将軍からそれを期待されているのですが、なかなか困難な状況です。果たして良衛は使命を果たせるのでしょうか・・。