あらすじ
幼い頃、魔族に親を殺された少女との出会いをきっかけに、魔王を倒す勇者を夢見ているリヒト。だが見目のいいオメガだったため没落寸前の実家から国王の側妃として売られてしまう。生来の勇者気質は抜けず、汚職と肉欲にまみれた暴君の夜伽を断固拒否し何度も王宮からの脱走を試みては失敗、折檻をうける日々。そんなとき、魔王を討伐した伝説の勇者ヴィクトールが恩賞としてリヒトの下賜を望んだ。王宮の厄介者、側妃失格の自分をなぜ……？ もの好きな「伝説の勇者」は実は「さわやか執着系初恋絶対叶えるマン」だった！
...続きを読む感情タグBEST3
先ず表紙が素敵♡正にタイトル通りのお話なのですが、注目すべきはハイスペック勇者が側妃だったリヒトの前では変態泣き虫なとこ｡受けにだけ激甘溺愛変態勇者良き♪
Posted by ブクログ
良かったです!!
リヒトがオメガだから勇者になりたかったのになれず王の側妃として売られてそこでの王からの世伽に必死に抵抗、他の側妃達からの嫌味とかとにかく酷い扱いをされていてどうにかならないかと思っていた時に自分の憧れていた、なりたかった理想の勇者ヴィクトールに望まれ下賜されるとかとにかく切なく悲しかった。
でもヴィクトールのリヒトをとにかく大切にしリヒトを「勇者」にと取ってくれた行動とかに気持ちが癒されて前向きになっていき良かった〜！と思うのにリヒトを蔑む言葉を口にする周がいてはイライラさせられて。
けれどそこにちゃんとヴィクトールが現れリヒトを守ってくれるのが良かったです。
ヴィクトールが何故勇者になったのか、リヒトとは以前、の事実を知ったリヒトの驚きが可愛く思えました。
ヴィクトールの憧れの勇者がリヒトでリヒトを救う為にどうしたら良いのかからの勇者になったとかヴィクトールは実はリヒト以外どうでもいいというのにはリヒト一筋、最高でした。
ヴィクトールがアルファらしく格好良いクールさの見た目とは裏腹に泣き虫で甘えん坊で乙女な心。
リヒトは極上なオメガなのに勇者に憧れている冒険好きな少年。
悪役の王と聖女や周りの人達が憎たらしいかったけれどバッサリとヴィクトールが処分(笑)してくれてスッキリしました。
ヴィクトールの眷属達、眷属の中に実は倒したはずの魔王がいるとか全体を通して読み応えがありとっても面白かったです。
特典ペーパーでは嫉妬してくれないリヒトにモヤモヤしながら甘い休暇を過ごしたあとでのひっそり？とヴィクトールへの虫除けをしていたリヒト、可愛かった。
Posted by ブクログ
読みやすいしカップルかわいいしでよかった〜
受が意地悪されたりピンチなったりすることが多々あるけど攻が受溺愛かつピンチにちゃんと現れるタイプで受を傷つけた奴らをフルボッコにしてくれるので本当にスカッとする。
ちょっと短くてもうちょっと読んでたかったなぁ〜
楽しかった！
初の作家さんでしたが、とても面白かったです！
タイトル通りだし、読み始めてすぐに、うん王道なやつね！っとオチは色々察せられるのですが、安心して読めつつ、なんか独特の世界観もあるような。
とにかくワクワクと読み進められました。
イラストも世界観にマッチしててとても良い。
脇役達もみーんなナイスキャラだし。
ケサランパサランがとにかく愉快で、なんだって？？って何回も思うし読み直すのですが、それがまた味というか。
この日本語の奥深い楽しさをぜひ他の人にも味わって欲しいです。
読後感スッキリと読めました！
オメガバース物ですが、世界観がしっかりしてるので、アルファやオメガと言われつつ、スパイス程度でも問題ありませんでした。ヴィクトールの一途な愛ゆえに成し遂げ方も凄いですが、リヒトのオメガでも諦めない男らしさも好感が持てました！立場によって我慢を強いられる事もあるけれど、それだけじゃない、ちゃんと見てる人も居るよと、読んでる方もスカッとする話でした！
幼少期の話もありますが、それも良いスパイスになってますw
聖女や王様とのやり取りも、予想外の展開でしたw
最終的に2人には、たまに冒険しつつずっとラブラブしてて欲しいですね。
脇キャラ達も良い味でてて、書き下ろしで、一角兎が個人的に1番好きになりました！
2人の続き、短編でも良いので、また読みたいです！お願いします！
面白い！！
めっちゃ一気に読み切りました！
なんでだろ？なんか安心するんですよねー。すごく好みの文章の書き方と展開の仕方、キャラ像。どこをとっても好みに刺さる！
受けちゃんがちょっと酷い目に遭ってるんですが、そこまで深刻に酷い（こんなん言うと受けには『は？！』と怒られること請け合いですが）ことでもないし、この塩梅も好み！
そして周りを彩る脇キャラたちも魅力的なんですよねぇ。ケサランパサラン、めっちゃ好きです！
いろんな人に読んでもらいたい作品です！
すごくおもしろくて一気読みしました。ヴィクトールとリヒトが出会えてよかったです。溺愛最高です。途中、国王や聖女をはじめ、リヒトに対して心ない言葉を言う連中に腹が立ちました。でも、ヴィクトールがしっかり守ってくれたし、リヒトが頑張ろうとする姿に拍手喝采でした。最後はスッキリしました。そして、アンタスかわいいです。パサランとケサランも。奈良先生の絵が大好きなので、表紙だけでなく挿絵も見ることができて嬉しかったです。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙で買ったのでオメガバースとは気づかなかった。
受けがオメガで子供の頃から虐げられてて不憫だけど、結構気合いで乗り切ってる。
ストーリー的にはわかりやすいすれ違い再会もの。攻めが勇者で、カッコイイんだけど、じつはかなり無理してカッコ付けてるのと実は受けに対してヘンタイ入ってるのが面白い。ビッチ聖女もザマァされたし、満足。
匿名
ハピエン
受けがかっこよくて可愛い。
まっすぐで綺麗なこころの人だし、攻めも執着溺愛で良い
ストーリーは序盤でだいたい予想はついたけどハピエンで楽しめたし、侍従が可愛い...!
Posted by ブクログ
素晴らしかった！
キャラの関係性は割とありがちなのに「起」も「転」も絶妙にワクワクする角度で、流れや結末がわかっていてもなお、CP以外のキャラが活躍してとても楽しく読めました。オメガバも、あえて深くなく、ちょっとした設定程度に組み込んで、尚且つ重要な意味を持って描かれているところがいやらしくなくてとても好みだったなー。
文庫だったのはもったいなかったなーとは思うけど、これは仕方がないのかしら。。。滝沢先生には、ぜひ長編も書いていただきたいね。
Posted by ブクログ
☆3.0
タイトル通りなんだけど、勇者は実は、昔一緒に勇者ごっこしてたお友達。
読者には、お友達=勇者って分かるように描かれてるので驚きも何も無いし、実はあの時出会ってて･･･の展開はちょっと飽きてきたかなぁ。
脇役たちが魅力的
これは早いうちから物語の先が読めてしまいました。好きな作者様の新刊だったので期待したのですが、ちょっと残念。
とはいえ、ケサラン&パサラン、アンタス、一角兎など人外の脇役たちはすっごく魅力的でした！
時にコミカルで可愛らしく、時にまるでヒーローのようにリヒトを守る彼等の存在があってこその作品です。
ヴィクトールのちょっぴり変態チックな執着愛も、彼等の存在の前には若干霞みます。
本編そっちのけでヴィクトール&リヒトと人外脇役たちとの可愛くて楽しい日常の様子を愛でていたかったです。番外編とかありませんか？
