「人の上に立つということ」「組織を率いるということ」を学ぶことのできる、❝リーダーシップの教科書❞のような作品です。泥臭くてもいい、格好悪くてもいい。決して諦めることなく愚直に努力する谷口の姿に心打たれます。弱小中学野球部の名もなき少年たちの「がんばり」が最高に熱いです。
誤解から生じたチームメイトの期待に応えたいと奮闘する谷口と、自作のマシンで息子の力になろうと一生懸命な父親にも目頭が熱くなります。引き継がれていくキャプテンという肩書とともに、主人公が変わっていくシステムが非常に画期的で読者を飽きさせません。
何度も読み返したいと思える、心に響く作品が一つ増えました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年06月17日
社会人になって読み直したが、これってまさにリーダーシップの教科書・・・と思った。そういった視点で読むと、4人のキャプテンがそれぞれ違ったスタイルのリーダーシップを発揮していて、すごく勉強になる。自分は谷口のようにありたいな、と思う。
Posted by ブクログ 2014年10月28日
墨谷二中の野球部キャプテンのお話。
第1巻に出てくる谷口君が主人公…かと思いきや、キャプテンが代替わりするごとに主人公も交代していきます。(谷口→丸井→イガラシ→近藤)
内容は一言で言えば「練習と試合」ですが、それが何度も何度も読み返すほど面白い!
自分を鼓舞したい時に、いつも読み返しています。
Posted by ブクログ 2014年09月14日
2軍の補欠からキャプテンになった谷口。
非現実的かつ超個性的なキャラクターは一人もいないのに漫画的な面白さがいささかも減じられていない。
地道に努力することの素晴らしさを伝えるスポーツマンガの名作。
Posted by ブクログ 2013年02月20日
ちばあきお氏が故人なのを知りました。金成中との試合ですが、最後までやらないのは、よくも原稿を通したものだと感心しました。墨谷二中に監督が出てこないのは、なにか理由があるのでしょうか。
Posted by ブクログ 2011年09月10日
「やるだけやって駄目だったんだ、胸張ってこい!」
とうちゃんのセリフが泣かせます。
「おれみたいに素質も才能もないやつはこうするしかないんだ」
影の努力で引っ張る男。
もう谷口編だけで引きこまれまくります。凡人の自分にはこの根性を見習わなければならん!と気合を入れてもらってます。
近藤編が尻切...続きを読むれなのが悔やまれる。結構面白くなりそうだったんだけどなぁ。
イガラシ編でゴールまでいっちゃったからむつかしかったんかなぁ。
丸井編、、、狭量な自分を反省させられます。
Posted by ブクログ 2010年12月30日
大好き谷口キャプテン!
一番すきな野球漫画はこれです。
練習→試合→練習。
怪我しても、がんばるがんばる。
ただがんばる漫画。
女の子もほとんどでてきません。
Posted by ブクログ 2010年01月09日
目も当てられない二軍補欠の主人公が
人知れず陰で努力することで日本一のキャプテンに。
俺ができないことを、みんなにやらせるわけにはいかないんだ!
その言葉は今の僕の仕事に大きく影響を与えてくれた。
これ以上の本には未だ出会えません。
~全15巻~
Posted by ブクログ 2009年10月07日
ぼろぼろになるまで読んで、何度古本の整理をしてもどうしても捨てられない。捨てたくない。
『おおきく振りかぶって』の30年前に、こんなすごい、「野球が分からない女がハマる野球漫画」を描いてたひとがいるんですよ。
Posted by ブクログ 2009年10月09日
描かれる試合の面白さ、ライバルチームのキャラクターなどおさえるべきところは充分おさえつつ、ふんだんに練習風景なども描いていくところが最大の魅力。不器用で努力家で自分が行動することでしかみなを引っ張っていけないがそこにみなが惹かれる谷口、谷口に心酔し谷口が残した戦力と意志を引き継ぐ情熱家の丸井、理論実...続きを読む力とも抜群の完全主義者イガラシ、楽しくやろうぜの近藤の4者4様のキャプテン像が素晴らしく、また、彼らの野球観の違いが、その時々のチーム編成、ゲーム運びなどに現われるところなどもしっかり描かれているところがたまらない。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ジャンプコミックスで全巻持ってます!魔球投げたり人が死んだりはしません。
70年代のゼロメートル地帯を舞台に、普通の少年たちが野球をします。熱いですよ。
Posted by ブクログ 2018年10月12日
とりあえず谷口篇だけ読む。「キャプテン」はたまに読み直したくなる。そういえば谷口君はどうして青葉学院から墨谷二中に転校したんだろうか(それを言い出すとそもそもなんで青葉に行ってたのかも気になってくるんだが)。単なる引っ越し?それとも青葉で活躍できないのが辛くて?「プレイボール」とかでこの辺の話あった...続きを読むかなあ。
Posted by ブクログ 2015年03月07日
個性溢れるキャプテンたち。昔のマンガだが、今読んでも面白い。
地元スポーツクラブに入ってサッカーをやっている次男(小学6年生)がはまって、せがまれてコンビニコミックスをイガラシキャプテン編まで購入。自分が子供のときに好きだったマンガを子供も読んで、話ができるのは嬉しい。自分はやっぱり谷口派で、親とし...続きを読むては努力する姿勢を学んで欲しいが、子供は野球センスのあるイガラシ派というのは、さすが現代っ子?
Posted by ブクログ 2011年06月18日
息子が野球始めたのでキャプテン購入。組織のいざこざのパターンとそれを正面から片付ける、もしくは片付けられないキャプテン。みなは努力というワードで結び付けられている。そして青葉二中の部長のヒールぶり。10.19近鉄ロッテにおける有藤監督の抗議を思い起こさせる。青葉二中の監督は、このマンガに出てくる唯一...続きを読むの大人で、大人の論理を持っているのは彼だけだ。僕なら、この不人気が宿命付けられるこの役は受けられないなあなどという感想を持つのは大人だけだと思う。
現代だったらもう大問題になりそうなスパルタ特訓の連続ですけど、これだけやったから谷口たちは強くなれたんですね
Posted by ブクログ 2010年05月15日
リーダー論とともに語られるが、組織論としてより的確。
自分が引っ張り背中を見せる一代目、情熱と理想を語り引っ張る二代目、冷静・綿密に計算し、組織を引っ張る三代目。そして、事業拡大に向けてこれまでと異なり、このパーソナリティを認め、『組織』に脱皮する四代目。
三代目で、初めて正式に全国制覇を成し遂げ、...続きを読む四代目が組織の層をあつくし新たな組織へ脱皮するため選抜二回戦で敗れたところで物語が終わるところもにくい。
子どもの頃にチラ読みはしている筈ですが、内容、あまり覚えていませんでしたね。
ちばあきおさんの素朴な絵柄が作品と非常に合致していますよね。水島新司さんの作品ならそこそこ読んでいますが、ちばあきおさんはあまり守備範囲に入っていませんでした。
主人公の谷口君、非常に努力家で、イイんですよね。ひぐちアサさ...続きを読むんがこの作品(特にイガラシ君がキャプテンになるのが良かったらしく、理想の男性像だったらしいです)等が好き、というのも分かりますね。
昔ながらの少年まんがですし、監督が出てこないで選手達が自分で全部、考えるのも、ある意味、高校野球とかでもこういう方が本来は良いのでは?というものを感じる作品でしたね。