あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】全国大会優勝校という名誉をひっさげて挑む春の選抜大会が始まった。新キャプテン・丸井のもとで迎えた初試合は、早くも初回で2点を先取。順調なすべりだしを見せるが、意外に食い下がる相手校に苦戦を強いられる。
...続きを読む
「人の上に立つということ」「組織を率いるということ」を学ぶことのできる、❝リーダーシップの教科書❞のような作品です。泥臭くてもいい、格好悪くてもいい。決して諦めることなく愚直に努力する谷口の姿に心打たれます。弱小中学野球部の名もなき少年たちの「がんばり」が最高に熱いです。
誤解から生じたチームメイトの期待に応えたいと奮闘する谷口と、自作のマシンで息子の力になろうと一生懸命な父親にも目頭が熱くなります。引き継がれていくキャプテンという肩書とともに、主人公が変わっていくシステムが非常に画期的で読者を飽きさせません。
何度も読み返したいと思える、心に響く作品が一つ増えました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
丸井キャプテン篇。春のセンバツで初戦敗退の屈辱から強化合宿まで。試合に負けた後(いくらかチームメイトに当たり散らしたにせよ)、その足で練習試合のセッティングに奔走する丸井が一番の見所。徹底した努力に基づいた裏打ちのある精神論は見習うべきところが多い。「欠席裁判」という言葉はこの巻で覚えた。
Posted by ブクログ
キャプテン不適格!
丸井の凄いところは分析して練習試合スケジュールを決めた事だと思う。普通はなかなか落ち込んでいるときに次のことまで手が打てない。