「人の上に立つということ」「組織を率いるということ」を学ぶことのできる、❝リーダーシップの教科書❞のような作品です。泥臭くてもいい、格好悪くてもいい。決して諦めることなく愚直に努力する谷口の姿に心打たれます。弱小中学野球部の名もなき少年たちの「がんばり」が最高に熱いです。
誤解から生じたチームメイトの期待に応えたいと奮闘する谷口と、自作のマシンで息子の力になろうと一生懸命な父親にも目頭が熱くなります。引き継がれていくキャプテンという肩書とともに、主人公が変わっていくシステムが非常に画期的で読者を飽きさせません。
何度も読み返したいと思える、心に響く作品が一つ増えました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年10月12日
キャプテンのメインディッシュとも言えるイガラシ篇がスタート。実力主義で合理的に進めるのがイガラシ野球。松尾くんの母ちゃんはモンスターペアレントのはしりだね。
Posted by ブクログ 2014年09月14日
練習量の過剰さがブラック企業的なものを感じつつも、量から質に転換していくあたり、五十嵐というキャプテンの非凡さを物語っている。
あくまでも「キャプテン」を描くというテーマがぶれないところが実に良い。