【感想・ネタバレ】獣の奏者(8)のレビュー

あらすじ

真王(ヨジェ)と大公(アルハン)の均衡が今、崩れる!! 思いがけぬ不幸が否応なくエリンを政治の世界に巻き込んでいく! ――真王を襲撃から救った礼としてカザルム侯の館へ招かれたエリン。リランに乗って王宮まで警護して欲しいとの言葉を賜るが――。そして、予期しない不幸が状況を悪化させる……! ねじれた真王と大公の関係は、これを機に大きく変化する!

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4日後ではなく、4月後です

降臨の野の対面は、4月後です。4日後では、その後の展開でエリンが負う大怪我も癒えるわけがなく、原作を読んでいなくても、おかしいとわかるはず。たった1字ですが、大きなミスだと思います。全体的には健闘されていると思うので、とても残念です。

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2021年09月08日

Posted by ブクログ

意外にシリアスな展開。児童文学だからといって侮っていたがまさかあそこまでやるとは。
人と獣のどうしても超えられない壁があることを痛感させられる。これからどうエリンが向き合っていくのか気になる。

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2014年04月09日

Posted by ブクログ

 謀略に巻き込まれていくエリン。目を瞑っていれば傷つくこともない彼女が選択する未来。しかし、その未来は儚くとても脆いものでした。

 歪んだ構造の狭間。音を立てて崩れていく国を何とか守ろうとするエリンとイアル。しかし、そんな2人の思いを踏みにじるように深刻化していく事態がなんとも歯がゆいです。最後の一線を超えてしまったエリンが言っていた通り、この先自分の力だけで事態の収束はできないことがある。だからこそ、自分の命を賭して掟を守った母のように決意をその深い瞳に宿して真王に諫言するエリンにはとても勇気づけられた。エリンの子供時代から見守ってるだけに、どんどん時代の潮流に巻き込まれる様は心苦しいです。

 愛をもって接してきたリランに傷つけられたエリン。もう後戻りできない傷を負ってしまったことを暗喩しているようで不安になります。この国が、人が、どのような未来を迎えるのか。もうそろそろクライマックスなのですかね。

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2013年12月28日

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