【感想・ネタバレ】夜行堂奇譚 弐 下のレビュー

あらすじ

山で遭難した祖母を探すため夜行堂を訪ねた幼い少女。彼女の手には黒い切符が握られていた。千早と大野木の二人は共に祖母を探すため夜行堂の地下深くへと階段を降り、怪しげな駅のホームへ到着する。電車へ乗り込んだ一行がトンネルを抜けた先に見たのは、夕暮れに染まる稲田がどこまでも続く光景だった。(「追華」)。新屋敷の国道沿いの高層マンションの一室。通報を受けてやってきた警察官たちが見たのは一面の血の海だった。その中央に置かれた白い骨壺には、女の笑い顔が描かれており、甲高い女の笑い声が……(「穢瘡」)。亡き祖母の家は近衛湖疎水の傍に立つ百年の歴史ある家で、趣味の茶道具を蒐めているうちに小道具屋になったという。長年かけて集められた骨董品の眠る土蔵から不可思議な声がするという(「黒偉」)。滾々と淡水が湧き出る謎の石(「水石」)など書下ろしを含む全8篇収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

書き下ろしは、上巻収録の「守母」のその後のお話でしたね。夏祭りのお話とともに……ちょっと、ほっこり。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

※ネタバレあります

夜行堂奇譚壱からどんどん人間味ある話が増えているような気がします。
怪異と言っても、小さい頃出会った不思議な出来事とか、今思えばあれってなんだったんだろうみたいなものも、この夜行堂奇譚の話に通ずるところがあるような気がします。

『追華』
心が少し温かくなりました。
道中は怖かったけど…
なんかこう、千と千尋の変な世界を思わせるような、そんなイメージが湧きました。

『穢瘡』
この話に出てくる呪いはかなり怖かったです…
描写もグロくて気持ち悪いです。
人の悪意から生まれた呪いで、刑事さんたちも出てくるので、現実の中に起こる怪異が浮き彫りになっていてより気味悪かったです。

『黒偉』
やはり古い骨董などにはそういったものが宿っていることもありますよね…

『驟雨』
夜行堂壱で出てきた(たしか)楸がかけた呪いの話でした。
今回いちばん気味の悪い呪いでした。
この話はあまり好きではないけど、夜行堂の店主が助けてくれたのは面白かったです。
千早が力を使いすぎてる描写があったりして、この先が心配です。

『水石』
なんだか不思議な話でした。
本当にこんな水の涌く石があって、それで川ができていたとしたら面白いなと思いました。
いろんな選択肢があるけど、どれを選んでもそれで世界は回っているんですよね…

『鼓花』
千早と大野木さんが一緒に夏祭りに行き、怪異に出会う話。
この話が一番好きでした。
2人が同居してる描写も面白いし、2人で夏祭りを楽しんでるところの掛け合いも楽しかったです。
怪異に出会うけど、あっさり戻れたので良かったです。

『夜葬』
帯刀老の葬儀の話でした。
帯刀老亡くなっちゃったんだ…
すごい葬儀でした…
少しほろりと悲しくなりました…

『門出』
これはなんの話だろうと思ったら、どうやら上巻の『守母』に関連してる?
これも心温まる感じでした。

0
2026年04月11日

Posted by ブクログ

それぞれの話が面白いけれど刑事視点の話が個人的に好みだった。千早には何が視えているのか分からないけど大野木の存在に救われているのは間違いないだろうな。夜行堂店主が何を探しているのかは謎のまま。

0
2026年03月11日

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