【感想・ネタバレ】夜行堂奇譚 弐 上のレビュー

あらすじ

大学生だった桜は交通事故に遭い、右腕を喪う代わりに霊の存在を知覚するようになる。留年が決まり、家で自堕落に過ごす桜を見舞いに来た友人の東雲は、山で遭遇した自分を助けてくれた謎の女性のことを打ち明け、彼女にもう一度会いたいという。山に入った桜と東雲を迎えに来た女性は、山を治めている人物の使いであり、自らを葛葉と名乗った。葛葉は帯刀と名乗る老人の元へ二人を案内する。迷家の当主である帯刀はこれ以上進むべきではないと二人を止めるが、東雲は山中で逢った女性の元にどうしても行かなければならない、と強行する。友人の結末を見届けようと東雲と山奥へ進む桜が見たものとは……(「古神」)。ほか、県庁対策室に寄せられた相談は図書館で頻発するスタッフの自殺。桜が不在の為、部長の藤村から紹介された女性霊能力者、柊と共に不審死の解決に向かう(「重科」)。代々続いてきた造り酒屋がその長い歴史に幕を閉じた。依頼人の女性は繁栄を支えてきた「御胤様」をお返しせねばならないという(「螢火」)。ほか序文を含む全7篇。

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Posted by ブクログ

最初の上下巻が面白かったので、弐も読みました。

今回の上巻は、グロさや怖さが少し抑えられていたけど、それでもこの不思議な世界は面白かったです。

読んでいると、怪異はやっぱりこの世のどこかに存在してるんじゃないかなと自然に感じてしまいます。

今回は千早と大野木さんコンビの登場が少なめでしたが、なんらかの怪異には必ず夜行堂の店主や帯刀さんが絡んでくるので、それはそれで面白く読めました。

個人的には柊さんが気になります。

下巻も読みたいと思います。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事故で右腕を失ったが、見えないものが視えるようになりそれを活かすために夜行堂の使い走りをする千早。
怪異に対する能力はないが、身体能力、頭脳明晰な県庁職員の大野木。
2人はお互いの能力を認めあい協力しあって仕事をしているが、2人の周りにいる面々も個性的で一筋縄ではいかない。

「古神」:東雲は人にも神にも好かれる天然垂らしの持ち主。私は神を待たせていないが、神に溺れるか、畏怖で押し潰されるかの究極の2択になるだろう。
「思科」:千早の姉弟子・柊が登場。壱で勝手にプライドが高くて、傲慢なお嬢さまだと思っていた。癖もある、お金もかかる、でも、人間味のある喜怒哀楽の持ち主で好感を持てた。野口星次、自業自得。
「蛍火」:帯刀老に会おう。三条という老婦人の依頼を大野木が請け負い、大野木だけが何も知らないが、結果は大野木グッジョブな話。
「守母」:人形の次は猫。ものも大事にすれば魂が宿り、生きものも愛情を持って接すればその気持ちは返ってくる。
「竜雨」:夜行堂店主がおそらく若い。その行動は善意なのか、裏があるのか、気まぐれか、千早に分かろうとしようなんて無駄だよと言われそう。
「誓華」:曾祖母から祖母に持ち主に返してと託された外套、その意志は孫の舞台女優の舞が引き継ぐ。良い話なのだが、夜行堂店主がほくそ笑んでそうだ。
「七織」:帯刀老全盛期、木山の思惑ありありの弟子入り志願。帯刀老、若い頃はムキムキ系だったんか、スタイリッシュなイケオジだと思ってたのに。
「囁声」:野口星次、木山がダークサイドに落としたのか。負の感情増長装置完備の木山、絶妙なワードセンス、逆みつををいく男。

壱と違って、千早と大野木の活躍が少ない。2人の周りにいる人物に焦点を当てたのが弐という印象。話そのものは各話面白いのだが、物足りなさも感じた。そして、時系列がバラバラだ。壱の中で出た話、壱の前に起きた話。作者さん、スターウォーズ好きなのかな?

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

時系列が前後し登場人物たちの過去や関係性がまだまだ謎のままなので分かりずらいなと思うことはあるけれどそれぞれの話は面白く千早と大野木さんのバディがなんだかほっとする。今作はホラーさは控えめだった。

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2026年03月11日

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