あらすじ
珍しい古書に関係する、特別な相談 ── 謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが ──。
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Posted by ブクログ
ビブリア古書堂の事件手帖栞子さん第4弾ですね。いつもは短編集ですが、今回はなんと長編小説でした。
遂に母との再会!というか直接対決?貴重な古書のあるところに引き寄せられてくる親子です。
江戸川乱歩の怪人二十面相の話は度々出ていたのに、実は依頼人の二人は入れ替わっていたのは全く気づきませんでしたね。よくよく見ると、タイトルの「二つの顔」はそういうことだったのか?または瓜二つの栞子親子のことなのか、志田の二面性のことだったのか?エピローグは志田についての話でしたね、まさかのお前だったのかー!という、そして大輔が問い詰めてて、栞子さんの影響が出てきているかなと思いました。
まぁまぁそんなことより、なにより……
大輔よく言ったーーーーー!!!!!!!
やっと気持ちを伝えられましたね。まっすぐに気持ちを伝えられる大輔が大好きです。エピローグでその後の話聞けると思ってたのに全然違うシリアスなお話でした。大輔が栞子さんを守るための行動だと思いますので次巻まで待っておいてやりましょう!
Posted by ブクログ
最初からずっと騙されていたとは。
入れ替わりを徹底的にした来城さん姉妹も凄いけど、ちょっとした違和感で入れ替わりに気付いた栞子さんも凄い。
井上さんが篠川母娘をあれだけ警戒していた理由がなかなか酷い。井上さん、無事と言い切っていいか分からんがよく無事だったな。
文香ちゃんが淡々と母親に会いたいけど必要では無いと言うのが、それだけ不干渉の期間が長かったんだなと思わせる。
居て欲しい時に居なかった寂しさと悲しさはとうの昔に過ぎ去ってしまったんだろうな。
智恵子さん、家の事を気にしてはいたんですね。
家族を置いて追い掛けている本はどれほどのものなのだろうか。
まさか志田さんと智恵子さんが知り合いだったとは。
正直来城さんの入れ替わりより驚いた。
Posted by ブクログ
気楽に読めるライトミステリ第4弾。気軽とは言え本とミステリを本当に上手く落とし込んでいるなあと思った。今回のテーマは江戸川乱歩。私も何冊か読んだことがあったのでどちらかというと栞子さん側に立てたのが楽しかった。とうとう姉妹と大輔の前に姿を現した母親。かなりドライそうに見えるけれども、何となく本人的には愛情をそれなりに込めているんじゃないかなあって気がした。子供をほっとくのは、やっぱり悪いことに変わりはないんだけど。
Posted by ブクログ
栞子さんと五浦君の古書ミステリ4冊目。今回は長編である。
一冊丸ごと「江戸川乱歩」の謎であった。ミステリ好きの方々の話に触れていると、あまりにも頻繁に出てくるため、古書価値が付くような時代の作家とは思っていなかった。なんと明治生まれの方だったのか。
太宰治や夏目漱石よりも身近に感じていたのだが、乱歩にももちろん収集家がいて百万円以上の値が付くものがある。物語は、そんな貴重なコレクションを残して亡くなった人の遺品をめぐる謎である。
コレクションの持ち主が、まるで乱歩の描く人物のようにいくつもの顔を隠しているのが面白かった。隠された顔を栞子さんたちがひとつひとつ探していく様子も、まるで探偵小説のようだった。そういえば、ある意味本当に『探偵小説』なのだが。
冒頭に登場する篠川智恵子のインパクトが強すぎて、いったいどうなってしまうんだろうと感じたのだが、始まってしまえばいつもの謎解き。栞子さんと五浦君の距離が少しずつ近づいているのも良い感じ。
ただ、中盤に出てくる、篠川智恵子に対する文香の台詞がとても重かった。
『無理に帰ってこなくてもいい』『会いたいとは思っているけど、もう必要としてない』『連絡もしてこなくて顔も出さないなら、そのうち会いたいとも思わなくなる。そうなったら、もうこの家には入れない』
普段、陽気にしているキャラクターだけに、本当に重い言葉だった。それに対して、智恵子は許しを請う言葉を何も口にしない。
本を偏愛する人々の中で、今回は特に人との関係性を放棄している人が多かったような気がする。だからこそ、結末の栞子さんの決断にはほっとした。彼女がこれからどんな選択を積み重ねるのか、最後まで見ていきたい。
Posted by ブクログ
ドラマで内容は知っていましたが、今までで一番楽しく読めました。栞子の母はドラマだとただの冷たい人という印象があったものの、少し印象に変化が。志田の想像ではありますが、文香からのメールを慌てて読んだのかもなんてほほえましいです。江戸川乱歩の作風も倒錯的でおもしろそう。一度読んでみたいなと思いました。大輔の告白に対して栞子はどう返事をするのか。ドラマでは4巻までをやったので、ここから先は知らないお話なのですね。読みたい本に追加しておきます。
Posted by ブクログ
ビブリアシリーズ4巻目。
今回は短編ではなく一冊丸ごと江戸川乱歩。
乱歩は「二銭銅貨」や「D坂の殺人事件」は読んだけど「怪人二十面相」や「少年探偵団」シリーズは未読なのでそこまで話に惹き込まれなかった。
そしてまさかの母登場。もっと最後の方で出るかと思ってたから意外。
加えて大輔がデートに誘った上についに告ってしまった……‼︎あれだけ恋愛に発展しないことを願ってきたのに……「本の話をするのが好きな栞子さん」と「本の話を聞くのが好きな大輔」という関係だからこそ良かったのに…oh(T-T)
Posted by ブクログ
今回は江戸川乱歩。物語の中心になると思われるが結構あっさり登場してきてビックリした。もう少し引っ張るのかと思ったけど。やはり最初のようなインパクトは無くなってきてしまってる感じ。面白いのは面白いですが・・・。五浦のキャラクターもドラマとかなり違っていて・・・。ドラマは毎週やってるけど原作はそんなに読まないこともあって原作に違和感を覚えてしまう。