あらすじ
【あらすじ】
中学時代にいじめられた経験を持つ赤木加奈子はある日、小学5年生の娘・愛が同級生の馬場小春をいじめていることを知り、家族で馬場家に謝罪に向かう。
加奈子たちの謝罪はその場では受け入れてもらえたものの、小春はその後、不登校になってしまう。
小春の母・千春は苦しむ娘を見て知り合いに相談するが、SNS上での匿名の告発をきっかけに、思いもよらない事態へと発展してしまうのだった──。
我が子への不信感、夫との意見の相違、SNSで巻き起こる炎上…様々な問題に翻弄される二つの家族。
自分の子供がいじめの当事者と知った時、「正しい対応」とは果たして何なのか?
いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描く、意欲的セミフィクション。
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。 分冊版第2弾。※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
こころが痛む、そして親として考えさせられるお話です。
漫画とは簡単に言えないお話だったと思います。
いつ我が身になるかもしれない、そういうお話です
匿名
二つの家で親の視点からいじめの話をしていきます。現場を見ていないし子供も中々話してくれないから行動に移せない親のじれったい気持ちわかります。
この状況でどう動くか…それぞれの母親の苦悩がどっちも分かる(と言ってしまうと軽々しく分かった気になるなと言われるかもしれませんが)と思いました。子供の話はあくまで一方的だしどこまで信じるか、学校にいつ連絡するか、その後のフォローはどうするか…。悩みは尽きなさそうなのでできることならこうなる前に未然に防ぎたいと切に思いました。
自分の子どもの態度や行動にどうしたらいいのか、自分と子どもの信頼関係自体もどう思えばいいのか、辛いだろうなって思います。
いじめの被害者側がつらいのはもちろんだけど、我が子が加害者であった場合の親の苦悩が分かりやすく描かれている。
何もなかったと平気でウソをつく我が子への嫌悪感はかなりきついものがあるだろう。
匿名
どう対応していいか
確かにどう対応していいか分からない。娘も話してくれないし、学校に注意喚起で連絡したのに連絡ないのおかしいし、学校の対応がムカつく!
子どもを許せないかもって思ってしまうこともあるんだなって思いました。いじめを許してはいけないけれど、子どもにも寄り添う必要があるかもって、どうしたらいいかわからなくなります。