あらすじ
野郎と寝るくらいなら尼になる。
そう決めているサラリーマンの久留米だが、なぜか近頃同性の友人・魚住が気になって仕方ない。
距離を置くため同居を解消することに。
一方、魚住のもとには日下部という男が現れ、「あんたが兄貴を殺したんやろ?」と衝撃的な言葉を投げかける……。
日下部の兄と魚住の間に、かつてなにがあったのか?
感情の欠落した魚住が、少しずつ知る生きる意味、幸福――そして。
恋とその痛みの物語、第二巻。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
前半は魚住の過去につながるお話。まあまあ濃いというか重い話。
シフォンケーキをみんなで食べる話はなんてことない日常の1コマなのに、鼻の奥がつんとしてしまった。
個人的にこの巻では「彼女のwine,彼のbeer」が1番刺さった。ただのうざい女の子だと思ってごめん安藤さん。
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「だって、疲れるでしょ。無理してたら」
「疲れるけどね、確かに。自分では上手くやってるつもりだったのに」
「自分の思った通りにやんないと、だめだよ」
「だってさ、そんなことして最後どうなっちゃうか知ってる?」
「あのね、最後はね、」
「最後は死ぬの、おれたち」
(※ところどころ中略)
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いくつもの死を見てきた魚住の言葉には嘘がなくて、でも決して諭すとか説教じみた重みもなくて、ただただ、そうだよなあ…と思わせるのが不思議。
久留米も魚住も(周りの彼らも)お互いの気持ちに気づいてそうで気づいてなくて、いやでもほぼ分かってるじゃん!?みたいな状況だけど、魚住の性格を考えると進展は早そう。
課題(?)は久留米だけど、どうなるのか続きを早く読みたい。
Posted by ブクログ
2巻!
もったいなくて読めない~~(塔があるんで・・)と思ってたけどカバンにこれしかなかったので
エキスポ待ってる間に読めてしまった^O^
超よかったな!なんだこれは!
バター飴のくだりがよすぎて3回も読み返してしまったwwww
魚住くんの生い立ちが不幸すぎて、重いテーマ扱ってるよなーーとは思うんだけど
いかんせんそういう描写にばかり目がいってしまう
会えるのが楽しみで具合が悪くなるとか
いっしょにごはん食べるだけでしあわせそうとか
はねた油をふいてあげるとか
どんだけ・・・!!!!!!
3巻はまだ買ってないけど我慢できなくて読んじゃいそうだからまだ買わない!!!
塔がせめて半分にならないとな~~
今日は久しぶりにガッツリ読書ができてしあわせ^^
面白い本ばかりだったのもよかったな~
Posted by ブクログ
幸福に「なりたい」というのではなく、幸福を「みてみたい」と魚住くんが言うのが印象的。幸福になりたい、と思えるようになるのは、どういう時なのだろう。魚住くんがたくさんの感情を知っていく中に、久留米への恋心があるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
早くくっついちゃいなよ!って思うけど、このもだもだした感じが却って読んでてドキドキする!!
濱田先生と魚住のキスシーンがエロい(笑)
3巻はまさかのクリスマス発売(笑)、3か月楽しみに待ってます!!