あらすじ
妾腹ということで王妃らに虐げられて育ってきたゼルス国の王女エデルは、戦に負けた代償として義姉の身代わりで戦勝国オストロムへ嫁ぐことに。相手は「黒狼王(こくろうおう)」と渾名されるオルティウス。野獣のような体で闘うことしか能がないと噂の蛮族の王。しかし結婚の儀の日にエデルが対面したのは、瞳に理知的な光を宿す黒髪長身の美しい青年で――。やがて、二人の邂逅は王国の存続を揺るがす事態に発展するのだった…。激動の運命に翻弄される、波瀾万丈のシンデレラロマンス、待望のコミカライズ版! 分冊版第2弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
分冊版2・嫁入り押し付け
王様は虐められている王女の事を少しでも気にかけているかと思いきや、そうでもない様子から、不幸な王女様はますます不幸のどん底に突き落とされて行きます・・・展開としてはもはやお約束になってしまった、嫁入りの押し付け回です。
それにしても本当に王族なのかと首をかしげたくなるほどの一家の食事中のお行儀の悪さには目が当てられません、平民以下では?
そして不幸な王女様は嫁入りにてこの不幸から抜け出せるかもしれないという希望のわずかなともしびを、王命に背いてでも王女様を虐めまくる召使の帯同によって更なる底なしの不幸へはまって行く感がとても怖いです・・・。
父親の国王陛下、冷酷そうだなって思うけれど、特にヒロインに対してだけ冷酷なわけではなく等しく冷酷であるようにしているのかな?
匿名
アイツがついてくる?
主人公の台詞にある様に、こんな酷い生活から自由になれるなら、野蛮と言われている隣国の王に嫁いだ方がマシかも、と思ったけど、そう上手くは自由にさせてくれない!
オストロム
王女エデルは兄が勝手に攻め込んで敗れた隣国オストロムの王に、姉の代わりに嫁がされることになりました。これで自由になれると思ったエデルですが、これまで彼女を虐め抜いてきた侍女のバーネット夫人が目付け役として隣国に同行するようです。これほど不幸な王女もなかなかないのでは。それにしてもエデルの親兄弟は王族としての心構えがなく、バカばかりですね。
嫉妬って怖い
気に入らない縁談は弱い立場の者に押し付け、なおかついびり倒すために侍女にいびり役を付けるなんて非道い!童話のシンデレラの方がまだましなんて思いっきり同情しちゃいました。主人公の今後に希望があるといいな。
ヒロインに責任は全くないけれども、ヒロインのことを虐げたくなる正妻の気持ちはわからなくもなくって、王さまに腹が立つばかりです。