あらすじ
類まれな能力を持ちながら、家族に“無能”と虐げられて育った令嬢・エイヴリル。素行の悪い義妹の身代わりに『好色家の老いぼれ公爵様』のもとへ嫁ぐことになるが、実際の公爵・ディランは、噂とは真逆の美しい青年だった。彼が望む「悪女を妻に迎え、三年後に離縁する契約」は、エイヴリルにとって未来の自由を意味する絶好の条件。張り切って“悪女”を演じる不思議な“才女”に、周囲は困惑しつつも次第に惹かれていく――
【電子特別版】では、ここでしか読めない、著者書き下ろしショートストーリーを収録!
~目次~
第一章◆身代わりで悪女として嫁ぐことになりました
第二章◆契約結婚、大歓迎です
第三章◆悪女、はじめました
第四章◆無能な悪女の烙印
第五章◆悪女とサロンコンサート
第六章◆悪女は気づかない
第七章◆無知な訪問者
第八章◆有能ではないはずです!
第九章◆箱入りの妹と崩壊の足音
第十章◆入れ替わりの結婚式
感情タグBEST3
死ぬほど鈍いって
マンガの試し読みからこっちに来ました。
冒頭の結婚式は、こちらの方が状況がわかりやすいですね(マンガは、敢えて端折ってるのかな)。
エイブリルの賢さと天然のギャップがすごいです。普段は天然にしか見えません。天然過ぎて早々に悪女じゃないことが周りにバレます。あえてそのまま見守る方々。危機的状態に置かれても寝ちゃうエイブリル。
キャロルが後半大活躍ですね。毒舌具合とツンデレ具合がとてもいい。助演女優賞あげたい笑
匿名
一気読み!
終始可愛らしい話で、ずっとニヤニヤしながら読んでしまいました。
悪女であろうとするヒロインがとにかく可愛らしい。心の声のうっかり漏れが面白く微笑ましくて、この先も読みたくなります。
文章のテンポが良いのか、あっという間の一気読み。楽しませてもらいました!
面白かった
無能才女とは本当にそのとおりでした。
ヒロインが頑張って悪女を目指して、でも素直で素敵なヒロインなので可愛らしすぎて、そりゃあ公爵さまも溺愛するよなぁ…とニマニマしながら読みました。
いちおこの巻で一区切りはついてますが、続巻があるので楽しみに読みます。
Posted by ブクログ
家族に無能と虐げられているエイヴリルは、素行が悪い義妹のコリンナの身代わりに悪い噂のある公爵に嫁ぐことに。
嫁いだ先にいたのは噂とは全く違う美しい公爵のディランだった。
ただ、ディランからは三年間の契約結婚であると宣言されるが、エイヴリルにとっては好条件でしかなかった。
「悪女として任務を遂行いたします」
悪女コリンナを望まれた契約なので、悪女じゃなければ契約は打ち切られると考えたエイヴリルは、一生懸命悪女を演じるエイヴリルなのだった。
コミカライズから原作も読みたくて購入しました。
文章も読みやすく絵から入っていたからかもしれませんが、エイヴリルやディランの戸惑った感じや、可愛さがたまらなく面白かったです。
二人を支えるディランの側近のクリスとか、一番側でエイヴリルを見ているグレイスもいい人なんですよね。
っていうか、クリスは吹き出しすぎじゃない?とても好きです。
さて、エイヴリルの悪女ぶりですが、基本的に無垢なお姫様なので、悪女を演じるたびにおかしな言動になるのが本当に好きです。それがあの可愛いエイヴリルから出てくるんですからそのギャップにメロメロになるしかないですよね。ディラン様、わかります。
しかしパワーワードは「無能な悪女」ですね。は?ってなりそうですけど、こう表現したエイヴリルは真面目に言ったのですから、本当にあの一家は罪が重いです。
この原作からでもコミカライズからでもどっちも楽しめる作品です。
イケメンなディラン様よりヒロインのエイヴリルが人気なのがわかるくらい魅力的なので是非読んで、にっこりしてください。
かわいい
ヒロインがとってもかわいい。
と言ってもただ可愛らしく守られるだけのヒロインではなく、とっても有能だし、行動力も胆力もあって何より ど天然の人たらし!
可哀想な泣ける物語は読みたくなくて、笑えてほっこり出来るものを探して見つけた1冊ですが、買って正解でした。
限りなく鈍感な・・・
エイブリルが可愛くて仕方ありません!
それに翻弄される人たちも優しさが溢れています。
これからは、この才能を活かすところをもっとみてみたいです
面白かった
真面目で有能、でも素っ頓狂な自称、悪女なヒロイン。周りは勘づいても、生暖かく見守ってくれている。この国は平和なんだろうなぁ、と思った。
ディランがあっという間に“かわいい悪女”の術中にハマっていく姿に思わずニヤニヤしちゃいました。2人とも可愛いなぁ。
個人的にはいいポイントで的確なコメントを残していくクリスが好きでした!
おもしろいです
別の場所でマンガを読んでて、気になったのでノベル版を購入。主人公の性格が好きで読みやすいです。この先もいつまでもダラダラ妹が出てこず、さくさく進む展開だといいなとおもいながら。。。
Posted by ブクログ
ヒロインが鈍すぎにも程があると突っ込みたくなるが、そのズレた所が可愛い。たぶん、公爵様はこの後もいろいろ苦労しそう。
個人的には、王太子殿下のスピンオフが読みたいです。
天然で有能な悪女(?)
ヒロインであるエイヴリルは相当に酷い環境で育っていますが、悲壮感がなくて読みやすいです。
驚異の記憶力と天然なところがとても可愛らしく、契約結婚を持ちかけた美貌の公爵ディランが骨抜きになったのもわかります。
Web版でも読んでいましたが、購入して良かった1冊でした。
おもしろいだけに残念な部分も
何があってもめげない超鈍感なヒロインと公爵さま。
ヒロインが継母と義妹にいじめられるシーンはちょくちょくあるけれど、本人の性格のおかげかそれほどひどく感じず、
契約結婚を提案した公爵さまのツンもほんの一瞬。むしろない、と言ってもいいくらいのもの。
ヒロインがいじめられるのが苦手な人におすすめしたい本。
ただ一点だけ残念だったのは、公爵さまがヒロインを好きになったのが唐突だった気がするところ。
もすこし公爵さまの心の動きが見たかったなーと思います。
コミカライズに期待しよう。うん。
危機感なさすぎヒロイン
最初は、あまりに危機感の欠如している感のあるヒロインにどうかと思いつつ読んでいたのです。そのうちに、あまりにも鈍くて一生懸命悪女するヒロインが可愛くて。彼女の勘違いに振り回されるヒーローを応援しながら読みました。
ヒロインは、ずっと虐げ続けられたのに、純粋無垢のまま。
ヒーローは、好色家の父と、夢の中で生きている母のおかげで、女性不審。
でも、裏表が無く、思考が常に斜め上いくヒロインに、女性に対する評価を、根底から覆された。
ドロドロなのに、微笑ましいお話です。