【感想・ネタバレ】胚培養士(はいばいようし)ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~ 9のレビュー

あらすじ

各所で話題沸騰!新しい医療ドラマ!!

――普通は「ある」ものじゃなくて、
「作る」ものなんだ。

32 歳で「早発閉経」の診断に、
ショックを隠しきれない患者。
夫に言えないまま、
孤独に治療を始める妻だが…

不安と焦りを抱える患者を、
水沢はどう導く――?

その他、「保険適用の裏側・官僚編」も収録!
メディアでも話題沸騰!漫画賞続々入賞の超話題作、第9集!!

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Posted by ブクログ

8巻で、由紀恵は、芹沢医師から早期閉経を告げられる。同期同士で結婚し、両親と姉の四人家族で育った彼女は、“普通”の中でずっと生きてきた。だからそろそろ“普通”に子供を持とうかと思って相談した矢先だった。
「普通にしていたら子供は望めません」

見た目は“普通”であるため、夫にも相談できない。普通に戻るために、人知れず治療する由紀恵だが、治療の結果が思わしくなく、次第に追い詰められていく。彼女が最後に頼った先は、自分に最初に“普通”を植え付けた場所だった。

 本巻は7巻で、やや無神経な医師として描かれた芹沢のフォロー回でもある。彼は女性ホルモンの研究を行っており、クリニックに引き抜かれたのだ。つまり、スタッフは精鋭ぞろいということになる。

 インターミッションとして水沢と一色と娘、5巻で一色を兄貴と慕う嵐の釣りが描かれるエピソードが紹介。娘は「母親が二人いた」という。嵐は、一色が再婚したのかと思うが、実際はそうではないことを読者は知っている。成長した娘が、いずれ本当のことを知る時は来る。

 次巻に続くエピソードとして、一色の友人で官僚の若狭が登場。男性不妊と妻のがんを打ち明ける。これまで妊娠・出産が数多く描かれてきたが、若狭は生まれてきたその先を考える側の人間である。子供手当で出産した子供への手厚い支援は成されたが、ではどんな子供にも支援が与えられるのかというと、そうではない。事実婚カップルへと裾野は広がっているが、まだ途上である。

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2026年01月18日

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