あらすじ
部下に敗れ、筆頭聖奏師としての地位を失ったセリアは、秘密の恋人であった国王にあっさり見捨てられ、ファリントン王国を去ることに……。傷心の果てにたどり着いたグリンヒルで暮らすセリアの前に、昔なじみの騎士デニスが現れる。2年ぶりの再会を喜ぶセリアだったが、デニスが時折見せる大人びた態度になぜか落ち着かない気分に!? どん底の聖奏師セリアが奏でる奇跡の大逆転劇、ここに開幕!! 分冊版第3弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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デニス
試験の結果、ミュリエルに敗れたセリアは聖奏師の座を追われ、国王の想い人という地位も失い、さらに実家からも追い出されてしまいました。明らかに試験結果がおかしいのですが、これには国王の意思も働いているような気がします。これまでの国王のセリアに対する態度は何だったのでしょうか?新しい女(ミュリエル)ができたので切り捨てたというところでしょうか。平民出身ながら心を許せるデニスがいて、楽器を守ってくれてよかったです。
国王陛下がどこまで意図的にヒロインのことを利用していたのか、最初から利用していたのか、ミュリエルに陥落させられたのか、どっちなんだろう?
ヒロイン、今はすごく幸せそうに暮らしているから、「ざまあ」とか関係なくこのまま平穏に暮らせばいいのにって思うけど、表紙の文句からすると、デニスくんがピンチになって、救いに行くんだろうな・・・
ヒロイン落ち着いて平和に暮らしている感じがするけれども、これから聖奏がらみのことで何か起こってくるんだろうな。でないと、楽器が手元にある理由がなくなるもんな。