あらすじ
▼第48話/60億の偏りの巻▼第49話/サプライズパーティーの巻▼第50話/地球を食べるの巻▼第51話/ふたつの太陽の巻▼第52話/ワシリーの選択の巻▼第53話/ビーゲラン城の決斗の巻▼第54話/悲しみの覚醒の巻▼第55話/大いなる目覚めの巻●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)●あらすじ/アブラーからの依頼で、トラキア合衆国のものを上回る人工知能ロボットの開発に取り組む天馬博士は、60億の人格のプログラミングを試みるも成功には至らなかった。その後、空爆でアブラーが死亡。彼は死の際に、自身の頭脳のある部分をコピーするよう天馬に託し、これを受けた天馬は開発中のロボットへ…(第48話)。●本巻の特徴/対決の時が迫るエプシロンとプルートゥ。アブラーのある感情を注入された人工知能の存在。いまだ目覚めぬアトム、そしてボラーとは…? はたして生き残るのは誰だ!?●その他の登場人物/お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット) 、アブラー博士(ペルシア共和国科学省長官。戦争で妻と子と、自身の体の大半を失う)※この作品は2004年~2009年に刊行された『PLUTO』全8巻をカラー完全再録の上、再編集したデジタル特別版です。
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ゲジヒトは最期に何を憎んだのか。前巻を読んだ時はあの瞬間に憎悪があるとは思ってなかったけど。ウランがなんかすごい。天馬博士もエプシロンもホーガンもかっこよすぎる。悲しいエプシロンの最期、そしてアトムの覚醒。最終巻が楽しみ。
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エプシロンvs.プルートウ。この世界ではロボットはみな優しい。エプシロンも例に漏れずで、それが弱点でもあるけれど、その優しさが結果としてプラス方向にも働くことに期待したい。
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プルートウ誕生の経緯が明らかになり、アブラー博士自身の秘密も明かされる。エプシロンがプルートウを追い詰め、対峙する。プルートウは自らを破壊して欲しいと望むが……。
そして目覚めるアトム。アトムが目覚めたきっかけはいかなる感情の発現だったのか。
ボラーとは、プルートウとは、アブラーとは、アトムとは。最高峰の人工知能が行き着く先は何なのか。
Posted by ブクログ
『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」をイラク戦争への皮肉を織り込みつつサスペンスにまで昇華させた名作。ところどころに登場する手塚ファンへのサービスが嬉しい。何だかんだで浦沢直樹は絵がうますぎる。手塚作品の登場人物が、面影を残しつつ浦沢化しているところはもはや芸術。ロボットや未来の街のデザインも芸術。
物語の構成上仕方がないことだけれども、どんどんロボットが殺されていく展開は悲しい。良質の映画を観終わった後のようなカタルシスあり。
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エプシロン。
ああ、エプシロン。
エプシロン。
もうそれだけです。
浦沢漫画で一番好きだな、これ。
「MONSTER」も好きですが、これはさくっとまとめてあって好きです。
Posted by ブクログ
手塚治虫という天才を浦沢直樹という天才がカバーする。
これが面白くないはずはないんです。
そう、これは音楽でいうところのカバーです。
これは間違いなく鉄腕アトムの世界や手塚治虫の熱意を継承しつつも完全に浦沢直樹の作品になってる訳ですから。
最近では少ない続きが気になる漫画のひとつです。
フィクションの作品の中でロボットが死に、怒り、絶望し、殺しあう
ただそれだけのことなのにこんなに心が揺さぶられるのは何でだろう?
Posted by ブクログ
うあああああ。みんないなくなってしまったあああああ。
面白いんだけど面白いんだけど!!
好きなキャラがいなくなっていって、とってもションボリです。
次巻で最終巻だそうな。浦沢直樹って本当に凄いんだなぁ。。
Posted by ブクログ
手塚さんへの尊敬の気持ちというか、
色々な人が関わっているから無茶できないのかな?
というか、きちんと回収できるであろう風呂敷の広げ加減で。
某作品とは違って、最後をまっすぐな気持ちで待っていられます。
次巻最終回!
Posted by ブクログ
ロボットは本物ではない。
しかし本物を求める悲しみと本物だと思い込もうとする偏った感情が
悲劇を生みさらなる悲しみに進化する。
人間の業を感じさせられる悲しい作品。
すごいねぇ浦沢直樹なんかゾクゾクしたよ、。
Posted by ブクログ
昔手塚さんの漫画を読むと、悲しみとか絶望とか、どうしようもない閉塞感を感じたのを思い出した。私にとって、面白くて笑える漫画は少なかった気がする。むしろ読んでて、痛かったような記憶がある。
Posted by ブクログ
〔!〕地球が 壊れる。(p.194)
〔内容〕アドラーが天馬に遺したもの/ゲジヒトが天馬に遺したもの/ゲジヒトの憎しみとエプシロン/襲われるエプシロン/プルートゥ、初めて全貌を現す/エプシロンに殺されたがるプルートゥ/ボラー/子どもを守るために犠牲になるエプシロン。
〔感想〕人工知能に指向性を持たせるのには喜びや希望ではなく憎しみの方が有効なのか? 憎しみのほうがより強い感情でかつ長続きするか? アトムは融和の方向で指向性を抱けるのか? という感じ。そこがうまくいかなければアトムは後に青騎士になってしまいそう。原作、青騎士編であくまでも人間側につくアトムに釈然としない気持ちを抱いたものだけど、元々青騎士はもう一人のアトムだったようでもあったから。
Posted by ブクログ
これまで戦いをできるかぎり避けてきたエプシロン、ついに参戦。
そして、いかにも彼らしい最期を迎えることに…(T_T)。
原作でもあった「アトムの改造」を、こういう形でまとめるとは。
次巻、いよいよクライマックス! もう止まらない!(≧▽≦)
Posted by ブクログ
何を持って人間とするか。
TNGの名話「人間の証明」のラスト、
ライカー副艦長の「You are GOOD MAN.」のセリフを思い出します。
存在に苦悩するものは全て、権利ある知能なのでしょう。
Posted by ブクログ
世界最高水準ロボットのモンブラン、ノース2号、ブランド、アトム、
ヘラクレス、ゲジヒトと次々と殺されていった。
最後に残ったのは光子エネルギーのエプシロン。
エプシロンもプルートゥと対決するがやはり殺されてしまう。
エプシロンが死んだと同時に長い間昏睡状態だったアトムが目を覚ました。
天馬博士いわく「感情の偏りが60億の混沌をシンプルに解決する」と。
アトムの人工知能チップにゲジヒト刑事の最期のデータを入れた天馬博士。
それによりかなり強い【憎悪】によって目覚めたアトム。
この憎悪からは何が生まれるのか?
Posted by ブクログ
エプシロンの章。8巻が出たことで7巻の未読が発覚してしまったのであわてて購入。
ついにプルートゥの容姿が登場する。美しくて優しくて強いエプシロン。ワシリーが「ボラー」以外のことを口にする。
Posted by ブクログ
次巻が、最終刊だそうです。
かなり、お話が見えてきたようです。わからないところも残っていますが、なんとなく。
プルートゥの姿も、出てきました。
そして、おそらく、アトムによって幕が閉じられるのだと思います。
それは、ものすごく物語として正しい気がします。
Posted by ブクログ
徐々に隠されていた核心が明らかになりつつ、観念的な描写が多くてじりじりする。
いつもこの手の描き方でこの作者の作品はメゲるのだが、今回は「アトム」ということで持ちこたえている。
アトムも復活して、次号ついにアトム対プルートゥか!?
Posted by ブクログ
プルートゥの最後の標的は高性能ロボットで最後に残ったエプシロン。
そして、アトムが再び目を覚ます…
すごい!!!ただただすごい!!
そして、何か悲しい。
そこらへん転がっているクライマックスじゃないクライマックス。
たぶん、最終巻になる8巻を読んでも、
気分は変わらないと思う。
とりあえず、6月を待つ。
Posted by ブクログ
うーん、ゲジヒト不在になると読み応えが落ちてしまったなぁ。
ボラーもちょっともったいつけすぎて。
もうだいたいわかってきてるのに、またここで変に煽ったりするのめんどくさいよー
Posted by ブクログ
前巻から半年以上空いているので、大まかにしか話を覚えていなかったり・・・。
謎に関しては前巻以上に分かったことは殆ど無い状態。伏線がまだまだ張られていて、なかなか回収されないので、ちょっと待ち疲れ気味。
と言っても、まだ七巻なので、当然かも。
凄い話だとは思うのだけど、純粋に面白いかというとそろそろ言えなくなってきたような。たぶん完結したら、凄く面白いんじゃないかと思うけれど、今はなかなか進まない話に少し苛立ちが募っています。
と言うわけで早く八巻をー!
Posted by ブクログ
同作者の二十世紀少年がもてはやされる中、見向きもせずに好きなものだけを追っかけてます自分。
7巻は謎が解かれ、僅かながらに闇が明かされ、そして一貫して残る一人の最高技術ロボットを語る−。