あらすじ
▼第24話/博士の休日の巻▼第25話/竜巻日和の巻▼第26話/対決の巻▼第27話/違った夢の巻▼第28話/緊急コールの巻▼第29話/つぶやく影の巻▼第30話/キンバリーの三博士の巻▼第31話/地上最大のロボットの巻●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)●あらすじ/トーキョーシティの公園で静かな休日を過ごすお茶の水博士。だが、ボラー調査団メンバーへの襲撃が相次いでいることから、ロボット警官が護衛として張り付き、窮屈さを感じていた。そんな中、博士は公園で故障して捨てられたロボット犬を発見し、治してやろうと家に連れ帰るが…(第24話)。●本巻の特徴/お茶の水博士の休日を襲ったある出来事…。ついに冥界の王とアトムの対決の時がやってきた!! ●その他の登場人物/お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、ヘラクレス(ギリシアの格闘ロボットで、世界チャンピオン)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット)※この作品は2004年~2009年に刊行された『PLUTO』全8巻をカラー完全再録の上、再編集したデジタル特別版です。
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原作『アトム』はちゃんと読んだり観たりしたことがないのでよく知らなかった、お茶の水博士と天馬博士。『アトム ザ・ビギニング』の印象があったので、こうなっちゃったかあと。
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お茶の水博士を狙うゴジ博士。そこへアトムが駆けつける。プルートウは博士の孫を狙うが、そちらにはウランが向かっていた。アトムはウランを救うためにプルートウに向かうが……。
ゲジヒトを狙うアドルフだったが、逆にKRから狙われる。アドルフは中央アジアで謎のデータを得ていた。そこには、ダリウス14世がボラー調査団の名前をつぶやく映像が収められていた。重要人物としてアドルフの警護をゲジヒトが命じられる。
巻末ではいよいよ天馬博士が登場する。
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なんでアトムが死ななくてはならないのだ。
ロボットの頭脳が発達すれば、行き着く処は人間だ。とすれば、ロボットが人を殺さないというわけにもいかなくなるのかどうか。
天馬博士が登場し、事件の核心へと物語が推移していく。
お茶の水博士に孫がいて、家族の存在が示されていた。不思議な気持ち。
あとがきで読後感というか、この作品のモードになった状態をぶち壊しにされた。
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『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」をイラク戦争への皮肉を織り込みつつサスペンスにまで昇華させた名作。ところどころに登場する手塚ファンへのサービスが嬉しい。何だかんだで浦沢直樹は絵がうますぎる。手塚作品の登場人物が、面影を残しつつ浦沢化しているところはもはや芸術。ロボットや未来の街のデザインも芸術。
物語の構成上仕方がないことだけれども、どんどんロボットが殺されていく展開は悲しい。良質の映画を観終わった後のようなカタルシスあり。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたんですが、やっと一巻を購入して一気読み。そして大人買いしてしまいました。「面白い」の一言につきます。天才手塚治虫と奇才浦沢直樹のコラボまんが。手塚作品がすきなひとにはちょこちょこ出てくる小ネタにニヤッとしちゃうかも。
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手塚御大の原作で話の筋は分かっているつもりなのに、こうも伏線・設定満載だと見事に惑わされて気持ちいいくらいに翻弄されます
人間とは? 完璧なロボットとは? というところも楽しみな以下続巻です
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でた〜天馬博士だ。ウランの乗ってた乗り物欲しい。この漫画では、アトムはどんな格好で飛ぶんだろう。後書のサイバラさん、いい仕事してます。爆笑しました。
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〔!〕アトム死す!?
〔内容〕お茶の水博士、ゴジを名乗るロボットと邂逅/アトムvsプルートゥだが一蹴される/アドルフとゲジヒト/刑務所のダリウス14世/天馬博士。
〔感想〕天馬博士はストーリーにどうかかわってくるのか。
■簡単な単語集
【アトム】日本のロボット。第39次中央アジア紛争に派遣されたがアイドル扱いで戦闘はしていなかったもよう。
【アドルフ】KR団の一員。兄を殺した? ロボットを恨んでいる。
【アブラー博士】ペルシアの科学者。中央アジア最高の頭脳と言われる。戦争で身体のほとんどを失っており種別としてはロボットに分類されている。
【一般生活用ボディ】ロボットは仕事用と生活用のボディを使い分けている者も多い。
【ウラン】アトムの妹。日本のロボット。遠くにいる生物の恐怖を感じる能力を持つ。
【エプシロン】オーストラリアのロボット。長髪の美形。原作でも人気のあるキャラやったんではないかと思われる。プルートも苦戦した記憶がある。平和主義で第39次中央アジア紛争での徴兵を拒否した。そのせいで批判され過酷な戦後処理に回され、そのとき出会った戦争孤児たちを引き取って育てているがそれも批判する向きがある。《私は思うんです。人間とロボットは近づきつつある。近づきすぎると…… よくないことが起きる》第三巻p.97。後の青騎士の話につながりそう。
【お茶の水博士】科学省長官。ボラー調査団の一員だった。
【KR団】ロボットを弾圧したいというか人権を認めたくない派。
【ゲジヒト】ユーロボールの特別捜査官。ロボット。夢を見る。
【ゴキブリ】ゴキブリ型小型ロボット郡を使うロボット登場。アブラー博士が作ったらしい。プルートゥを探している。
【国際ロボット法】ロボットに自由で平等な権利を与えた。
【ゴジ博士】ペルシア王国にいるとされた天才科学者。実在かどうか不明。
【ゼラニウム弾】破壊力の強い銃弾でロボットにしか撃てない。それも世界で数体しかいない。人間に対して使ってはいけないことになっている。
【第39次中央アジア紛争】すべてのキーになっていると思われる紛争。各地のロボットも派遣された。
【隆史】お茶の水博士の孫。
【田崎純一郎】法学者。国際ロボット法の発案者。ボラー調査団の一員だった。
【ダリウス14世】ペルシア王国国王だった。独裁者でロボットの処遇もロボット権利条約から大きく外れていた。近隣諸国を侵略した。
【田鷲】警部。国際ロボット法を快く思っていない。
【ダンカン】ポール・ダンカン。作曲家。盲目。ボヘミア出身。今はスコットランドの城で暮らす。
【天馬博士】電子頭脳の権威。アトムを作った。《人を殺すかもしれないほどの強い憎悪こそが………電子頭脳を育てるのだ。》《間違う頭脳こそが完璧なんだ。》第四巻p.193
【Dr.ルーズベルト】謎。
【中村】刑事。課長。
【ノイマン】ロボットの優秀な判事だったが殺された。
【ノース2号】軍隊出身のロボット。ダンカンにピアノを弾けるようになりたいと言った。戦場で数万体のロボットを破壊した。
【ハワード博士】ロナルド・ニュートン=ハワード。殺害された。オーストラリアのロボット学者にして光子エネルギー研究者。エプシロンを作った。
【パンクラチオン・スーツ】ロボット。強化服みたいなもの。
【ブラウ1589】ブリュッセルの人工知能矯正キャンプに幽閉されているロボット。八年前人間を殺した。今でも危険な存在で幽閉されながら何体ものロボットを破壊した。
【ブランド】パンクラチオン・スーツでの格闘技の史上最強と言われるチャンピオン。トルコのロボット。
【ヘラクレス】ギリシアのロボット。パンクラチオン・スーツ格闘技のチャンピオン。ブランドとは過去四回闘っているがいずれも勝負がつかなかった。第39次中央アジア紛争での経験を経て、対戦相手を破壊できなくなっている。
【ヘレナ】ゲジヒトの妻。
【ボビー】孫の隆史にお茶の水博士がプレゼントしたロボット犬。
【ホフマン】ゲジヒトのメンテナンス等をしてくれる科学者。
【ボラー調査団】第39次中央アジア紛争のとき派遣された。ペルシア王国に大量破壊ロボットが隠されているというトラキア合衆国のアレクサンダー大統領の主張を受けて調査のため派遣された。
【モグリの日本人医師】ブラック・ジャック?
【モンブラン】ラインハルト博士が作ったロボット。スイス林野庁所属。気は優しくて力持ち系で世界中で愛されていた。
【ランケ】ベルナルド・ランケ。ロボット法擁護団体の幹部。殺された。ボラー調査団の一員だった。
【ロビー】巡査ロボット。破壊された。
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「間違う頭脳こそが完璧なんだ、その時、誕生するのだ。地上最大のロボットが。」というのが天馬博士の台詞ですが、これはChatGTPが回答を間違えるという間違えるではなく、ロボットに課された人間を殺せないという枷を外せるほどの激情にかられることを間違いと言っているんだろなぁ。それにしても、原作のタイトルから来ている台詞なんだろうけど、地上最大のロボットというのは何とも分かり辛い表現
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お茶の水博士良いおじさんすぎる。アトムの死亡にはびっくりした。でも今までと違って粉々じゃないし、この後どうなるのかがすごく気になる。他にもホフマン博士の件とかゲジヒトとアドルフの件とか気になることばかり。天馬博士がめちゃくちゃダンディー。
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「アトムの死」の衝撃!
そんなわけないのはわかってるのに、ショックを受けてしまいます。
そして、光のお茶の水と闇の天馬のコントラスト。
浦沢さんの「重厚感」が伝わってくる第4巻でした。
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ようやく登場人物出揃ったって感じがする。
ゲジヒトが怪しいって思い始めてるけどそんなストレートにはいかないんだろうな。
ロボットは再生させることはできないのかな?
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脅威の正体は謎のままの方が怖い。
これは浦沢さんの漫画を読んでいるといつも感じることだ。
分からないから怖い。
清掃用ロボットの顔すら怖い。
見せ方が本当にうまい。
凄すぎます。
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あいかわらず犯人が分からないまま連続殺ロボット事件は続く。
「犯人は人間だ」ということで。なぜならロボットには【人を殺す】という
プログラミングがされていないから。
お茶の水博士は『ロボットが人間を殺すことなど絶対に無理』と言っているが
果たして真実は…?
限りなく人間に近付いたロボットはどうなるのか?というところに焦点が置かれる。
そしてついに!プルートゥとアトムが直接対決!
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「本当に優秀なロボットは、間違えることすらする」
強い自制力を持ちながら、それを越えて殺人すら犯すことが出来る。それこそが、ロボットを越えるロボット。
本当につくりたいのは、ロボットではなく、人間なのか?
でも、完璧な人間は、殺人を犯さないのでは?
浦沢直樹は、そういう問いに正面から答えを出さない気がする。そこだけが、ちょっと不安だ。
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浦沢直樹さん作品ですが、手塚プロの協力を経て、手塚漫画のキャラが浦沢風によみがえります。アトムとかも以外な容姿になってますが、それぞれの感情をしっかり描写してあり、面白いです。
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有名な『鉄腕アトム』。ロボットに興味がないので最初購入しようか迷いました。だけど浦沢直樹…うーん…1巻だけ買って読んでみて考えよう。はい。1巻でちょっとウルウルしました。自分で自分にビックリした。アトムが原作…原作は知らないけど…これイイッ!
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ん?
まさかまさかの展開で、今後どうなっていくかが気になる!
そして、物語が進むに連れてメッセージが深まり、
いろいろと考えさせられる。
マンガって媒体ですらすら読ませつつ、
こうした深いメッセージを投げかけるって、
あらためて著者のすごさを感じる(≧∀≦)
Posted by ブクログ
あっさり死んでしまったアトム・・・
原作読んだことないけど、これも原作のとおりなのかな?
間違う頭脳こそが、完璧なロボットになる。
深い。
あと、ゴキブリは気持ち悪いな・・・
Posted by ブクログ
真相があまり分からぬまま、ロボット連続殺人事件が続きます。
不穏な空気だけが、この1冊の中にずっ~と、ジワジワジワジワ侵食するように漂っているのが怖い。
犯人の目的が、まだ分かりません。
以下、ネタバレごめんなさい。
アトムが死んじゃって、ちょっとビックリ。
いや、次巻で生き返るんだろうな、と思いつつ…(笑)
主人公が死ぬって、きょうびのドラマや漫画では意外そうじゃないストーリーなんだけど、私にしてみるとやっぱり意外、なんです。
Posted by ブクログ
前作を読んだのは2年前の8月。となるともうあらかた登場人物を忘れている。
浦沢直樹ものってペースが遅く話がややこしいのでそうなりがち。それでなくても忘れっぽいのに。
完結して一気読みがいいのかもしれない。
完璧な電子頭脳とは 苦しみ 憎み 間違いを犯します
アトム死んじゃうという意外な展開。いつものもってまわった展開が今のところはよく機能してる。ただ忘れてとこが多いもので。
Posted by ブクログ
お茶の水博士をだしにアトムが破壊されます(原作でもアトムは破壊された)
ロボットは人間を攻撃できないように作られたはずなのに…
アトムを作った天馬博士登場。