あらすじ
前作の終わりから十五年が過ぎ、キキはとんぼさんと結婚して、ふたごのお母さんになりました。お姉さんのニニと弟のトトはふたごなのに性格は正反対。魔女になれるニニはあまり魔女に興味がなくて、魔女になれないトトは魔女に興味津々です。十三歳になって旅立ちのときを迎えるふたごと、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たち。それぞれの新たな旅立ちを描きます。
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Posted by ブクログ
キキが13歳の娘を抱えるお母さんに。
魔女に興味があったキキとは違う、自分の子供に戸惑う母親。
母親の目から見るから違うのかもしれないという思いにたどり着くまでにどたばたしている。
自立したときと同じ年齢の子供を持ってみて、初めてわかることもあるかもしれない。
1世代超えた物語に、静かな思いを。
Posted by ブクログ
面白かったです!
いきなりキキの子どもの旅立ちのお話で、間のストーリーは気になる所ですが、そこはやはり児童文学なのであえてそうしたのだと思います。
子供たちもキキの時代とは違っていて、時の流れを感じますね。親目線の部分もありますが、子供たち中心になっているところが、却って良い。私が子供だった頃と、私の子供がこの時期こんな心情だったのかな、というのを両方思い出し、しみじみしました。
特別編も楽しみです!
Posted by ブクログ
これは魔女の血筋の物語だけれども、魔女の血筋の物語ではない。
昔のキキ以上にお調子者のニニだけれど、遊びの時間は終わり、大人になる時がやってくる。魔女になると決めただけで簡単に飛べてしまうニニ。魔女になりたくても飛べないトト。トトは飛べなくても、トトだけの魔法があるはずで、それはトトだけのことを言っているのではない。「半分魔女」の響きは、寂しい。でも、キキやニニのように「全部魔女」の方が少ないのだ。だから、自分の魔法を見つけるために旅に出る。
Posted by ブクログ
あーあ終わっちゃったー。
キキととんぼの子供たちの話。
いつにもましてドタバタいろいろ起きたなw
これまで出会ってきたいろんな人も出てきたし、よかった。
Posted by ブクログ
この巻は、
お母さんになったときにわかるのかな。
ニニにいらいら。
ニニってケケにちょっと似てる。
トトはかわいかったな。
母娘って難しいよね。どうしても自分の分身みたく見えちゃうんだろうな。
もっともっと、
キキとジジの物語を読みたいけど、
もう終わりなのかなぁ
Posted by ブクログ
キキとトンボが結婚して、双子のこどもニニとトトが13歳の旅立ちを迎えるまでの話
シリーズ全体を通して、魔女の魔法と市井の魔法が描かれていたように思うけど、トトの存在でそれが明確化
魔法って何?という問いに明確な回答は明示しないし、なにか劇的な問題や解決があったわけではないけども、日々を失敗しながら生活していくなかで少しずつでも成長していくという展開は貫いてあった
ケケとトトが互いに半分魔女でシンパシー感じているのが面白い
ここの関係をもっと深掘りして読みたいな
ヨモギさん再登場も嬉しい
キキは母になっても相変わらず
最後まであまり好きにはなれなかった
察してちゃんは一緒にいると辛かろう