あらすじ
大正十一年(1922年)、四代目・秋津染吾郎は京都からはるばる東京へとやって来ていた。目的は、退魔の名跡・南雲家主催のパーティーに参加するため。南雲は秋津と同じく鬼を討つことを生業にしてきた一族だが、大正の世に入りきな臭い動きを見せていた。帝都・東京を舞台に、暗躍する鬼たちと人々の戦いを描く大正編が開幕! 大人気和風ファンタジー巨編、第八巻!
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Posted by ブクログ
時は大正11年、四代目秋津染吾郎が鬼を討つことを生業とする名門南雲家が主催するパーティに出席する場面から始まる。四代目秋津もすでに老境に差し掛かり家督はすでに譲っており孫までいるようです。廃刀令からだいぶ経ちすっかり落ちぶれてしまった南雲家元当主の叡善は南雲和紗の父にして人の身ながら人を喰らって命を貯蓄する外道。その叡善が溜那という少女の体を改造し人造の怪異「コドクノカゴ」として、さらには複数の鬼を使役して名門復活を企む。表紙は冒頭の甚夜とマガツメの長女向日葵かな?早速次の『終焉の夜』に進みます。
Posted by ブクログ
鬼も退魔もまだ存在していた大正という時代
宵闇がなくなっても新しい強力な武器が出来ても消えることなく存在していた時代
そんな中に己の妄執しか目に入らない人間がいたのか
操られ命を喰われるだけの存在とは
甚夜や秋津はどうなって行くのだろう