【感想・ネタバレ】鬼人幻燈抄 : 5 明治編 徒花のレビュー

あらすじ

明治五年(1872年)。近代化が進む明治の世は、武士という存在を置き去りにして進みつつあった。娘の野茉莉とともに京都に移り住んだ甚夜は、昼は蕎麦屋を営みながらも、夜は相も変わらず鬼退治を生業にしていた。新時代になったものの、鬼の討伐依頼は増え続けるばかり。その陰には、どうやら「マガツメ」なる存在がかかわっているようだが……。大人気和風ファンタジーシリーズの第五巻!

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Posted by ブクログ

明治編もとても最高でした。
江戸の武士たちの葛藤・新世代に対しての切替。
なかなか難しいものだと感じた。
今のまま、愛娘と過ごしている甚夜がとても平和でしあわせなものでそのまま一生すごしてほしいと思ってしまう。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遂に明治時代に突入しある程度は予見されていた通り、海外の制度を取り入れることで武士も刀も必要とされない世の中になった。元々武士ではなかった人々からは歓迎されるが士族にもなれなかった元下級武士階級からは不満続出。新政府軍の一員として日本の未来の為に戦った友は「何のために戦ったのか」と絶望しているところで鬼の甘言に唆され自らも鬼となってしまう。今までの自分を全否定されたら絶望するよね。そんな中でも「林檎飴天女抄」はすごく感動した。いずれにしても物語が丁寧に綴られていて悲しい話であっても不思議と読後感が良い。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代が江戸から明治へと移り変わっていくなかでの、武士の苦悩が描かれていた。
夜鷹の手記で描かれる甚夜が本人とギャップがあっておもしろい。

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2024年04月21日

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