【感想・ネタバレ】鬼人幻燈抄 : 4 幕末編 天邪鬼の理のレビュー

あらすじ

文久二年(1862年)。酒を巡る騒動から6年、江戸は仄暗い不安に揺れていた。討幕の動きが日に日に強まるなか、甚夜は妖刀を巡る事件をきっかけに、幕府に忠義を捧げる会津藩士・畠山泰秀と出会う。泰秀は幕府存続という目的のため、鬼を使役する武士だった。武士と鬼――滅びゆく者たちの美学を描く幕末の物語。大人気和風ファンタジーシリーズの第四巻が文庫化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙絵はまさか!?と思いましたがちょっと違いました。さて、時は幕末、江戸の街は攘夷だ、討幕だと各派の動きが日々活発になっていく中、妖刀を巡る事件をきっかけに佐幕派の会津藩士、畠山泰秀と出会う。新時代に向け武士と鬼は互いに滅びゆく未来を見据えている泰秀は、驚きの一手を放つ。この物語を通して感じたのは、大体の場合鬼が理知的で各々の信念をもとに行動しており、単純に人類の敵とは言い難い雰囲気に書かれている。それでも斬らなければならない甚夜が少し哀れ。今回も様々な出会いと別れがありましたが、次巻明治編が尚更楽しみ。

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2025年01月06日

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