あらすじ
「貴女の心の半分になりたい」
美貌の辺境伯末子・レオリーノが戦死した騎士・イオニアの転生者であることが明かされ、王弟・グラヴィスとも、ついに想いが通じ合う。守られてばかりの弱い自分を認め、力ではなく心でグラヴィスの心を護り、ともに生きることを決意するレオリーノ。だが、敵国に内通していた黒幕をとらえるべく、かつてイオニアと共に肩を並べた男たちが動き始め、戦争の足音はすぐそこまで迫っていた。
――輪廻転生BL、ここに完結!
【電子特別版】小綱実波先生の書き下ろしショートストーリー「アマンセラ」を電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
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ぜひとも読んで!
昼ドラも裸足で逃げるぶっとび愛憎劇。
ですが、どのキャラクターも人間臭く感情移入して読みふけってしまいます。
王宮ものなので慣れない肩書きと名前複雑な相関図に混乱しつつ「またここ深ぼりする~?」と読み進めるペースが落ちるところもあります。
が!!!!安心してください、全部回収されます。本当に緻密に伏線が張り巡らされていて読み返そうにも遡れない文字数ですが(笑)
流さず根気よく読んで頂いた方が間違いなく楽しいです!
最終的にリーノに「おば様!」と可愛く微笑まれたい人生だった……となる一冊。
本当にどのキャラクターも愛しいです!
みんな幸せになーれ!!!!
それぞれがそれぞれの戦いをしてる。これで決着と思ったら、国王の告白が重すぎて…レオリーノの前世がどこかに飛んでいきそう…。
感情がジェットコースターのよう
物語としては完結したのだろうけれど、いろんな意味で未消化。今まで起こった事に対して、また、これから起こるだろうことに対しては、あらゆる困難が待ち受けるのだろうと、気持ちの整理がつかない。壮大で醜悪で、美麗で躍動的な素晴らしいお話だった。
堂々完結!
読み応えのあるシリーズでした。なかなかの長編なので読むのも大変でしたが…最終巻の終盤は畳み掛けるような衝撃の事実の連続で、辛い場面もあり…ただただ前代、前々代国王がクズということがわかります。正真正銘の愚王+クズ人間です。レオリーノがこれでもかというぐらいに痛め付けられるし、ヴィーの重すぎる苦難が辛いのですがすべての決着を読めます
良かったです
とても読み応えのある本編、読了。
主軸であろう裏切り者の断罪と戦争の決着、また別の真相も明かされます。
レオリーノは心身の問題もあって矢面には立てないので視点的に仕方ないのですが、裏切り者を断罪するまでと戦争に決着が着くまでの展開はあっけなく感じます。先に記述した「別の真相」というのも、ある程度はこれまでのお話の中でも察することはできましたが、それ以上の内容が1つの場面で明かされてしまうので、その展開の速さと内容の重みが合わず、多少私の気持ちが置いてきぼりになった感は否めませんでした。
抱え続けなければいけないことや、結末に行き着くまでに起こった悲惨なこと、年齢差や2人分の記憶を持つことで心身への負担が大きいレオリーノの寿命から考えられるグラヴィスと過ごせる時間、ファノーレンの未来を思うと、切なさも同時に感じるハッピーエンドです。