あらすじ
19世紀半ば、ヨーロッパの各地で、自由や平等、国民や独立といった理想を掲げ、その実現を図る人々の運動が継続的に起こります。産業革命で生産力と経済力を高めたイギリスは、原料と市場を海外に求め、インドの人々の激しい抵抗を抑えてその植民地化を進めます。また、アヘン戦争を起こして清を破り、自国に有利な自由貿易を認めさせます。発展する学問は、これらの活動と強く結び付いていました。
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Posted by ブクログ
違法薬物の貿易を国が支援していたなんて、19世紀半ばころのイギリスの倫理観は、現在の基準だと倫理観と言えるものではないな。
洪秀全は自分をイエスキリストの弟と思い込んで、自分を中心とした新興宗教を興し、太平天国の乱を起こした人で、「天啓」を受けるまでに四回科挙に落ちている。
もともとおかしい人だったので科挙にも通らなかったんじゃないか?
封建制度と郡県制度の違いをようやくイメージできるようになってきた気がする。
封建制度は君主が臣下に土地と自治権を与えて、代わりに忠誠と軍事力を受け取る制度で、郡県制度は国の中央にいる君主がいくつかに区切った土地に官僚を派遣して、その官僚に君主の望む通りの統治をさせる制度。
フランスの六月蜂起は、選挙結果を不服とした都市部の労働者によって起こされた暴動。まだ選挙制度がはじまったばかりだったので仕方のない面もあったのかもしれないけれど、選挙結果を尊重せずに暴力に訴える行動は評価できない。六月蜂起は他のヨーロッパ諸国での革命の弾圧にもつながったし。
選挙によってドイツ人がヒトラーを選んだ(1932年)ことはしばしば衝撃とともに語られるけれど、選挙によって独裁者を選ぶということを、フランスはすでに1852年にはやってたんだな。
チョコが甘くなったのは、ヨーロッパにわたってからの16世紀ごろからだったんだ。