あらすじ
邪神か救世主か! 真のハンターは誰だ。
仮面を脱いだ作家、残忍な正体を隠す堕天使、血に溺れる猟奇殺人魔……
互いの欲望が交錯する中、最後の狩りが始まった!
大人気クライム・ミステリー、慟哭の完結!
突如、姿を消した憑依作家・雨宮縁。担当編集者・真壁らが必死に探すも、その所在は杳として知れなかった。
そんな折、鋭利な刃物で身体を切り刻む事件が続発する。新たなハンターの誕生か?
さらに、悪魔を産む女・吉井加代子を狙う殺人医・左近が留置場を脱走した。
邪悪な殺人鬼たちが次々と帝王アカデミーに集結する中、縁は命を賭した戦いに終止符を打てるのか!?
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Posted by ブクログ
縁の復讐がついに実現?した。操っていたと思ってた人が実は操られていた。これがなん度もあり最後は決着もついた。最後は縁の夢も叶い読み応え充分でした。
感想
他のシリーズと雰囲気や流れが違うシリーズでどう決着するのか、最後までハラハラさせられました
主役格が謎めいているのは珍しいですが、チームが少しずつお互いへの感情を深めていく感覚は内藤先生らしさがあって、ラスト近くの真壁さんがこれが最後だと感じ取る辺りは胸が締め付けられるような切なさを感じてしまいました
ラストは庵堂さんが縁をどうしたのか明確に解釈するのは難しい描写でしたが、それだけに何があったか色々想像をかきたてられています
せっかくだから「雨宮縁」はしんで、新しい人生を自分の為に、庵堂さんと生き続ける、そんなキラキラした2人を想像させていただこうと思います!
Posted by ブクログ
2025/3/9
あ、終わった。
このシリーズは主人公が正体不明でとても感情移入がしにくくもどかしかった。
出版社のおじさんはじめそっちの人たちは人間味があって好き。
大事よな、人間味。
Posted by ブクログ
「慟哭の完結!」という帯の文字に気づかず読みはじめ、なんか続々と死んで行くよぉと思ったら終了じゃあないか。
思えばこのシリーズを読むきっかけとなったのは、最初に終わった“藤堂比奈子”と、もうじき終わりそうだった“よろず建物”のロスを回避するためでした。思い出したかのように再開された“坂口信”にはイマイチ惹かれないし、今のところは“ミカヅチ”と“鳴瀬清花”でしのぎます。
これよりも“堀北恵平”のほうが好きだったこともあり、終わっても特に感慨はないはずが、どういうわけか今はやっぱり寂しい。憑依作家はきっとどこかで生きていますよね!?