あらすじ
黒江が語る、学園創設時の日々――
母を亡くし、外部からセントクレイオにやってきた黒江。そこにいたのは彼の父、ドクターXと、史良に酷似した若き日の神矢だった。神矢を溺愛し、黒江を忌み嫌うXに嫌悪感を抱きつつ、プロトタイプの偉人クローン達と生活を共にする黒江。さらに新たな転入者・ロクスェルを加えたセントクレイオだが、ある日、全てのプロジェクトを揺るがす事件が発生し…?クローン達が生みだされたその理由が明らかとなる!
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Posted by ブクログ
これもしばらく積読になってました。
久しぶりに読むと、今回は女性陣がほとんど出てこなくて、顔が似ている者ばかりのセントクレオの過去話が主な感じです。
黒江が「X」のホントの子で、神矢は「X」のクローン。結婚して子どもができたら、確かに遺伝子的には1/2なんだけど、「X」のあの言い方ってなんか腹が立つなぁ。「とんびが鷹を生む」って言葉もあるし、遺伝子が全部じゃないのにって、この話を読むといつも思ってしまいます。
偉人のクローンは素質はあるのかもしれないけど、結局は育った環境だと思うんだけどなぁ。同じ双子でも育った環境が違うと顔つきが違ってくるみたいに・・・。
なんか読後感があまりよくないので、次巻も買うんだけどたぶんしばらく積読になりそうな1冊です。