【感想・ネタバレ】四月は君の嘘(3)のレビュー

四月は君の嘘。
タイトルから既に詩的。既にドラマティック!そしてその期待を裏切らない作品です。
自分のピアノの音が聞こえなくなってしまった元天才ピアニスト・公生が、奔放に音楽を愛するヴァイオリニスト・かをりに出会い、それまでモノクロに見えていた世界がカラフルに色づいていきます。
数ある音楽マンガの見どころは、作者が恐らく一番入魂する「演奏シーン」だと思いますが、本作はコマ割りが巧みでダイナミック!コンクールの静まり返ったホールに響く一音目、その瞬間の緊張感が心地よいです。ヴァイオリンとピアノの協奏曲なのに、作中で「殴り合い」と表現されている2人の演奏シーンは、荒々しいのに純粋で、読んでいてゾクゾクします。
2014年のアニメ化に続き、2016年には広瀬すずさんと山崎賢人さん主演で実写映画化も。『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』に続き、クラシックを題材とした音楽マンガの新しいヒット作となった『四月は君の嘘』。お読みの際はぜひ、ハンカチのご用意を。(書店員・鮭)

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【あらすじ】
君は、この曲をどう弾きたい? 元天才少年、コンクールの舞台へ――「ピアノのコンクールに出て」。宮園(みやぞの)かをりの後押しを受け、有馬公生(ありま・こうせい)はコンクールへの出場を決意する。しかし、母に言われるがまま弾き続けていた少年は大きな壁にぶつかる。ショパンやバッハをどのように、そして誰のために弾けばいいのか……公生は苦しみを乗り越え、音楽を奏でられるのか!?

【感想】

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2017年08月12日

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ネタバレ

第9話ラジカセと月
有馬公生の家で埃をかぶったピアノを見つけた宮園かをり。見かねて掃除を始め、ピアノの埃も払う。
ラジカセに録音した自分の音を聞いて、公生はショパンと向き合う。

第10話帰り道
けがをした公生を、澤部椿がおぶって帰った子供の頃。いろんな人と知り合って、自分だけの幼馴染じゃなくなって。でも。
地区総体の真っ最中、悩める椿。

第11話カゲささやく
「君は誰だい?」「君はどこにいるんだい?」
高校総体が終わり、毎報コンクールが近付く。黒猫と母の思い出は、バッハやショパンを理解できない公生に影を落としていた。
一人では落ち込んでいても、背中を押されて、前を向ければいい。

第12話蜃気楼
譜面の通りにピアノを弾きこなし、コンクールに出ては入賞していた幼いころの公生。快く思わないものもいれば、ライバル視する者もいた。
毎報音楽コンクールが始まり、そんなライバルの一人・相座武士がピアノを弾く。かつては全く興味を示さなかった公生だったが。

恋とも言い難い感情の連発で、モヤモヤしつつもそれを楽しめる巻でした。渡君があんまり活躍してなくてちょっとお気の毒。
第9話でピアノと公生の現状を重ね合わせた描写に感動した。特別な存在なんだなあと実感。

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2013年11月02日

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ネタバレ

上半期第一位ッ!
下半期はわかんないけど、まじこの巻最高ッ!!!
面白すぎます!!!

風景を描いたヒトコマヒトコマにすら趣があり、
アスファルトに落ちる花、
椿の気持ち、きゅん、と来る。
最高すぎる。

こんなシチュエーション体験することまずないんだけど、
思いっきり感情移入してしまった。
音楽を通した特別なつながりに、
時間をかけて作り上げた繋がりをあっという間に断ち切られてしまうと思って
自分から距離を置いてしまう、
でも…
という。

最高に青春で、
それで音楽。

ライバルも出てきて、
天才なんて居なくて、
どんなにできる子でも本番前は吐くほど緊張して、
そんな普通の人間ぶりがいとおしい。

続きも勿論大期待なんだけど、
とにかくこの3巻は 最 ・ 高 ・ です!

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2012年07月10日

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自分にとって、本当にどきどきしながら読める作品です!

人一倍悩む人はやっぱりその分挫折を繰り返したりして、でも最後に到達出来たならそれはすごいものになるんだと思います。

近くに目標になる人がいるのは羨ましいですね。
自分はピアノ止めちゃいましたけど、ステージ終わった後の達成感はやっぱり忘れられないものでした。

“愛しいけど近づけない
恋しいけど触れられない“
途中に出てくるピアノに対する感想なんですけど、本当に共感したセリフです。

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2012年05月24日

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2018/6 コミック5冊目(通算22冊目)。久しぶりにコンクールに出ることになった公正。不安もあるが、かをりの存在が公正をどんどんたくましくしていっているような気がする。そして、いつも隣に居たはずの公正が居ない寂しさに気がついた椿。恋の行方もどうなることやら。次。

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2018年06月05日

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中学地区総体のシーズン、渡と椿の運動部最後の夏、そしてピアノコンクールに戻る公生の自分を見つめる苦しみと見つけたもの。ライバルたちが待つコンクール本番へ。
葛藤の中、没頭するうちに、過去の自分を否定することではなく、今の自分に精一杯らしくあればいいという想いに共感した。登場人物同士の友情・恋愛感情のこれからも見守りたい。
16-180

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2016年10月02日

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ネタバレ

ピアノのホコリを払ってくれたかをり。そのおかげでとり憑かれたように鍵盤を叩き続ける公生。

そんな二人を見ながら自分の気持ちに戸惑う椿。

みんなそれぞれ本当の自分を見つけるためにもがき苦しんでいる。

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2014年10月21日

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今回の巻は「また一歩」、「ライバル」、「悔しさ」ってとこでしょうか?

まず、コンクールに参加することになった公生、それに向けて練習する日々、食事も取らずに没頭する所がまた読者に対して公生の真剣さを訴えているように感じた。

公生が様々なコンサートで優勝を暴力的なまでに取っていたころにいつも2・3位で公生の引き立て役として陰口を言われてた2人が登場。公生がピアノから離れていた間に2人は必至の努力を行ってきた。はたして2人の演奏は公生にどのように映り、影響を与えるのか。

公生の仲良き友人、椿と渡、どちらも全国大会へ向けて試合を行うも、残念ながら地区大会で負けてしまう。上に向かって毎日頑張ってきた分、悔しさは大きいもの。どちらも悔しさから泣いてしまう場面があり、心にグッときました。

最後はライバルの演奏が終わったところで終わってしまったんですが、それを公生が聴いてどうなるか・・・楽しみ過ぎます

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2012年06月13日

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ネタバレ

少しずつ前に進み始めた公生。
それを後押ししたのはかをりで、どれだけ諦めの言葉を聞いても、グイグイ公生の中に入ってくる。
でも、それくらいの強引さがなければ、きっと公生は一歩を踏み出すことさえできなかったんだろうなぁ。
彼女が公生に語りかける言葉は、ものすごく沁みる。

公生の復帰を願いながら今まで努力続けてきたライバルたち。
そのライバルたちを前に公生が一体どんな演奏を披露するのかすごく楽しみ。

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2012年05月25日

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曲の解釈

言われるままに演奏していた主人公にとって自分で曲を解釈しそれを音に乗せて観客に披露する。
その解釈が間違ってればそっぽを向かれかねないだけにとても恐ろしい。でも自分で考えていくことは支配からの脱却だと思うので頑張ってほしい。

#カッコいい #アツい #感動する

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2021年04月22日

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ネタバレ

かをりに押しに負けてコンクールに出ることになった公生。今まで機械のように譜面に正確に弾いてきた公生は曲のイメージとか解釈がわからないみたい。音楽がある公生とかをりの2人の特殊な関係に嫉妬?みたいな感情を持つ椿。椿は公生の事が好きなのかな。椿と渡の最後の大会はあっさり終わってしまう。公生をライバルのように思っている相座武士と井川絵見登場。いよいよ公生の毎報コンクール。お母さんの影の中にいる公生。捨てられた黒猫のチェルシー。母親の言う通りに忠実に弾いてきた公生は他人に関心がない。2.3位も知らないとな。常に1位の人はそーゆうものかもね。それが人の演奏を聴くようになった事で驚く絵見。今巻は武士の演奏で終わった。次巻は絵見かな。
君は君だよ。君はどうせ君だよと励ますかをり。「気が滅入ってる時はほおづえをつくといい。腕は役に立つのが嬉しいんだ」チャーリーブラウンそんな事言ったのか。

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2018年03月24日

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ネタバレ

発見した!
新川直司さんって冷たい校舎の時は止まるの人だったんですね!
辻村深月さんにはまってた時にマンガ版を読んでた!
つか、
さよならフットボール?
読んだ方がいいの?
コンプリートする?

2巻で川に飛び込んだんだ!
で、
宮園かをりは有馬公生の家に訪問なう!
で、
女のカンでピアノ発見!

その現場を幼馴染の澤部椿にみられちゃう!
って、
椿って澤部さんだったんだぁ。。。
名字はじめてでた!

宮園かをりはスヌーピーにはまってるみたいだ!

僕と出会ってくれてありがとう!
と、
そんな出会いをできたのなら大丈夫!
きっと、
ちからになるから!
と、
毎日ピアノを頑張る有馬公生なう!

で、
「相座武士」と、
「井川絵見」というライバル登場!
ますます、
有馬公生のお話しになっていくなぁ。。。
僕はもっと、
宮園かをりの話しを読みたいぞ。
つか、
意外に有馬公生x澤部椿なんですよねぇ。。。

黒猫のチェルシーだとう!?
元気かなちぇる?
懐かしいなぁ。。。

澤部椿と渡亮太の夏が終わっていくなかで、
有馬公生のコンクールが始まる。
有馬公生のエントリー番号265はモーツァルトのきらきら星変奏曲!
星は輝くのか?!

ドッキドキのコンクール開始で、
みんな不安との戦いピアノを弾く。
相座武士の強烈なショパンがお披露目されて3巻終了!
こういうとき、
いつも思うのですがその曲聞きたい!
でも、
めんどくさい。。。
つか、
勝てるのかしら有馬公生!?

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2016年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「変えてくれた人」でなく、「変わるきっかけをくれた人」で「頑張るのは自分なんだ」な3巻。次巻が楽しみ。

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2012年05月24日

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