あらすじ
別れた彼氏のことをふっきれないOL・千晴(ちはる)、“絶賛おひとり様更新中”のスポーツインストラクター・曜子(ようこ)、妙な同居人に悩まされるバツイチ男性・雅人(まさと)、既婚男性とつきあって3年の編集者・香子(きょうこ)etc. さまざまな“おひとり様”ライフを応援する大好評のオムニバス・シリーズ。
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オムニバス形式で綴られる、年代も性別も境遇もさまざまな人々の、さまざまな“おひとり様ライフ”。
おひとり様と言っても、登場人物全員がひとりで生きていく心構えをバッチリ持っているわけではありません。決まったパートナーがいても誰かと一緒でもひとりだと感じるときはあるし、逆に、ひとりの時間が人との関係をはっきり見せてくれるときもあるよね、ということが、ゆったりしているのに切なくて、リアルだけど温かいお話で、バリエーション豊かに優しく描かれています。一度登場した人たちのその後も時々出てきたりして、オムニバス形式ならではの楽しみも。
今おひとり様の方にもそうでない方にも、必ず共感できる主人公がいるはずです。ホッとしたいときにぜひ読んでみてください。男性にもおすすめしたいマンガです。
感情タグBEST3
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匿名
三巻目
レンタルDVDショップの店員をしている三ノ輪知子は33歳のおひとりさま。
今彼女はバイトの男子大学生の五反田くんにときめいているのだった。
明るくてグイグイくる五反田くんに対して口下手で不器用で地味な彼女は真に受けて自分磨きをしているが、彼には可愛らしい彼女がいるので勘違いをしないように気を付けていたが……。
中野千晴は25歳のOL。
某バンドのファンだということを着ていたツアーTシャツがきっかけで同じ大学の男子と意気投合しその後ツアーに一緒に出かけるようになる。
その後付き合うが転勤した彼が向こうで彼女を作ったことから引っ越そうと思い出の品を捨てようとするが……。
小宮曜子は26歳のスポーツインストラクター。
今職場ではちょっとした問題が起きている。
それは同僚の男性インストラクターの山田が顧客の歳上の女性と駆け落ちしたということだ。
まったく連絡がつかない状況のなか密かに曜子に連絡をしてきた山田はその後もちょくちょく電話をしてくるが……。
関係の終わりから始まりの予感がするエピソードまでさまざまな人間模様が読めてよかった。
Posted by ブクログ
ネタ切れ感はどうしても否めないお一人様物語。
今回は良し悪しあるものの変化の話が多かった。
浮気されて一方的にお一人様にされた女の子や、逆に浮気相手で別れを決心する女性、母と別れて自立を考えるOL、久しぶりに恋をする気持ちになれたアラサー。
不倫の彼女が決心する話が好き。
いつかこれでよかったと思える日がくる、その時のために今は思いっきり泣くんだ。
「私の方がずっとふられていたのよ」
この台詞は真実をついていると思う。
本当に大事に思っていたならあの夜彼女を返しただろう。
関係を結んでいい相手と定義した時点ですでにふられていたのだ。