あらすじ
出産のために離れて暮らす母親のことを想う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた「サンタ・エクスプレス」ほか、<ひとの“想い”を信じていなければ小説は書けない気がする>という著者が、普通の人々の小さくて大きな世界を季節ごとに描き出す短篇集「季節風」シリーズの冬篇。寒い季節を暖かくしてくれる、冬の物語12篇を収録。
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Posted by ブクログ
重松清の作品ってどうしてこんなに心に響くんだろう。12の短編は、年齢によって響く箇所が違うといえる。これが、重松清が様々な年齢の人に受け入れられる理由だといえる。
今回一番共感したのは、子どもが成長して一緒に初詣にいけなくなった父の思いを綴った作品。
家族の歴史は終わっていないけど、前期は終わった。
弟が結婚して家を離れた時に、なんとなく抱いた気持ちと同じだと感じた。