あらすじ
昭和30年7月。水上真理雄をはじめ、凶悪犯とされる6人の少年たちが、湘南特別少年院に送られてきた。教官から虫ケラのように扱われ、屈辱的な身体検査を受けた後、彼らは二舎六房という部屋に入れられる。そこには桜木六郎太という年長者がいて…。俺たちは生き残る。いつか必ず外(シャバ)に出る!昭和30年、湘南特別少年院の二舎六房に入れられた7人の少年たちを描く、壮絶な時代の青春群像!!
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Posted by ブクログ
まず原作の阿部譲二が小説家であり、作品の節々に織り込まれるちょっとした小説の文章力に圧倒される。小説家と漫画家の実力の差を実感する。作品自体も実体験をもとに描かれており、マンガのリアリティを逸脱している。
加えて天才柿崎正澄の画力が強烈すぎること。作品にこれ以上ないほどにマッチしていることも語らずにはいられない。
人並み以上にはたくさんの作品に触れてきている自信はある中で、この作品が今まで出会ってきた漫画で一番好きと言える逸品。ストーリーに心揺さぶられ涙し、文章と作画の表現力に感嘆した愛の物語。
今後これ以上に好きと言える漫画に出会えるのか。楽しみだ。
Posted by ブクログ
アニメ化+完結された 漫画です。
面白い漫画なのですが、とても面白いね!と笑顔では言えません。
大切な家族を失い、被爆を受けた地もあり。
そんな戦後の大人のエゴを受けた7人の少年たちを描いた漫画です。
内容は非常にヘビーですが、情にアツい少年たちは
常に文字通り「心は一つ」です。
自分も輪に入りたい~!
Posted by ブクログ
シリアスで熱血もの。
とにかく読み始めると時間を忘れて読めます。
ストーリ展開が素晴らしいです。
毎回、命がけの困難な状況を仲間と力を合わせて克服しています。
まさに友情とサバイバルがテーマです。
男性向け漫画の中では、私が一番にお勧めします。
Posted by ブクログ
戦後の混沌の中、湘南特別少年院に6人の少年が入所する。少年達が配属された二舎六房にいた青年と彼らの間に芽生える家族にも似た固い友情。あつい絆。読み手を選ぶ漫画。この巻で好みが分かります。
好きな漫画
安部譲二・ 柿崎正澄「RAINBOW -二舎六房の七人」は、残酷な時代に罪を犯して「湘南特別少年院」の二舎六房に入り、そこで出会った7人の男たちが、絶望的な少年院生活にもかかわらず、希望を失わずにその状況を乗り越えようとする物語である。
Posted by ブクログ
戦後、各々様々な理由で少年院へ入れられた者達。
・同じ独房のあんちゃんがぐう聖
・妹が養子に出されたと知り、ジョーがスッポンに助けられながら脱走するが、一人で生きていけると言われ、すぐに捕まってしまう。無意味とも思える行動だったが、チャンスがあれば挑戦し続けなければその途端負け犬になってしまうとあんちゃんに諭される。
・あんちゃんを恐れた看守に親を殺したことを吹き込まれる。なんやかんやあって火事に。六房のほとんどが取り残されてしまい、絶体絶命。
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熱い男たちの友情を描いた作品。戦後の混乱した時代が舞台になっていて少年院で知り合った仲間同士次々と降りかかる困難に立ち向かう姿にしびれる。この作品に出てくる大人は理不尽でそして変態ばかりだ。
Posted by ブクログ
まだ9巻まで。
アンチャンの教えもよいですが、どいつもこいつもまっすぐでたまりません。
あ、これが若さってやつか。
オトナ買い、一気読み。
やっぱり4巻は蛇足感が否めないですが
「男が6人も集まりゃちょっと変わったやつも1人くらいいるさ」
っていうフレーズが橋本派に当てはまりすぎているのが印象的。
中々人に会えなかったり、自分の財産に何度でも自信を持ちたい時にきっと読む。
Posted by ブクログ
後輩に勧められて読んだのが出会いのきっかけ。
意志が強いというのか,筋が通っているというのか。
自分の運命に勇敢に食らいついて,自分の手で幸せをつかもうとする。
強さが印象的。
Posted by ブクログ
普通だなぁというのが率直な感想なんだけど、
でもこれだけの巨編になると、そこそこ読み応えもあるし、
感情移入もしちゃう。
ヤンサンみたいだけど、小年誌に掲載されていても不思議じゃない感じ。
20巻で第三部まで終了。