あらすじ
すばると和馬は双子の小学3年生。すばるの誕生日、クラスメイトの真奈たち3人が、すばるにプレゼントを持ってきた。だが、彼女たちの本当の目当てはすばるではなく双子の弟・和馬。けれども和馬は入院していて状態が良くないため、すばるは会わせるのを渋る。それでも強引に病室へ行った真奈たちが見たのは、脳腫瘍が原因で記憶障害を起こし、言葉すらほとんど解さなくなってしまった和馬の姿だった。そんな和馬の意識をなんとか取り戻させたいすばるは、その日の出来事を躍りで伝えようと、毎日病室で懸命に舞い踊っていた
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Posted by ブクログ
運動や勉強。そんなことを人と比べて劣等感を感じることもあった。俺にはあいつのような頭脳、運動神経はないんだなと。悔しさ、諦めいろんな感情が混ざった何とも言えない、マイナスの気持ちを抱かせるような。
しかし、そんなことを遥かに超越した天才を見ると、マイナスの感情は生まれない。素直に応援したくなる。これは、一握りの人々が持つ才能に、魅了させてくれる漫画である。この作者の描く、才能ある人間はプラスの感情ばかりが湧きあがらせてくれる。
Posted by ブクログ
曽田先生が描く天才バレリーナのサクセス(?)ストーリー。でも早熟すぎると作品の端々に語られるのでちょっと嫌な予感もしつつ読んでいたけど今の所心配はなさそう?昴の熱気が読み手も巻き込んでもはや漫画を読んでいるということすら忘れてしまう程の魔力を持っている。
Posted by ブクログ
熱苦しくて好き。
自分には「バレエしかない」と、本当にそれだけで生きていく昴。まっすぐすぎて痛々しいけれど、こんなに荒れ果てた我が道でも、天才が突き進めばローマに通じるのだな~。
クライマックスはボレロ。
かつて刑務所の慰問公演で囚人たちを嗚咽させた昴が、今度は、いよいよ一般の観客をかき乱す。やわな感動を通り越して、苦しめる。ここがこの作品の神髄だと思う。
囚人は自由を渇望する。でも、普通の人間は、檻の外でだって昴のようには突き抜けられない。自由を持て余す。その点、昴には「バレエしかない」。その不自由さが眩しい。
「あんたは、これで生きるの死ぬのという踊りをしたことがあるかい」
「こいつだけ追いつめられ方が違うんだ」
そんな昴を唯一惑わし、引き上げたダンサーが、ギエムを彷彿とさせるバレエ界の女王、いわば正規の道を通ってきた天才(プリシラ・ロバーツ)というのが、またすごい。昴でも、まだ甘い。
早く続編を読みたい!