あらすじ
長州の動きを探るべく幕府は要人を広島に派遣。新選組にも特命が下り、近藤(こんどう)・伊東(いとう)らが同行する。その留守を預かる土方(ひじかた)に、ある暗殺犯の極秘情報が舞い込む。土方はセイに潜入捜査を命じるが、それは女子(おなご)の身にとって余りにも危険な任務だった…!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
神巻です!
セイちゃんのポトガラが尾をひき、女装で特命を。総司は気が気じゃなくてかわいいし、二人が抱き合ってるのも尊いです。あー、幸せなラブラブ回。
Posted by ブクログ
この巻の密偵のエピソードは、緩急ついており
シリアスな面もあればオチもついていて面白い。
この坂本龍馬の描き方は、新しいと思う。
個人的なイメージとは違うものの、インテリな龍馬というのは
あとがきにもあるように司馬先生の竜馬のイメージが
あまりに世間に強く浸透しているため中々いない。
が、こんな龍馬も”あり”だと思う。
個人的には、”竜馬”よりこうした能天気で人懐っこい人物像の方が
歴史上の数々の逸話に納得がいく気がする。
こういった歴史を扱ったフィクションを読んでいると
驚くのはそれを事実だと信じ込む読者の多いことだ。
坂本龍馬に限らず、フィクションをきっかにして
自分で実像を調べて学んでいくこともまた
こうしたフィクションの楽しみ方のひとつだと思う。