あらすじ
関東大震災直後の東京。逃げまどう人と火の海の中、ありあは負傷した母親を背負い、病院に向かった。弱っていく母親をはげまそうと、ありあは歌を歌う。その歌は傷ついた人々の心を癒すが、ありあの必死の願いもかなわず、母親は帰らぬ人に…。そして、悲しみにくれるありあの前に意外な人物が――!?
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Posted by ブクログ
関東大震災で、左手を怪我してしまい、決定的に左手を使えなくなりピアノが弾けなくなったありあ。
ありあに会うために命がけで戻ってきたあと、亡くなってしまった白雪先生。
会社のために、性格の悪い紅子と一瞬結婚を考えるが、ありあの歌声を聞き、ありあを選ぶことにした夏生。
物語の転換期です。
まだありあは夏王の気持ちには気付いてないですが、これから、ありあと夏王の仲が進むのだと思います。
同じ夏王を思うお嬢様でも紅子のように、嫌われることをしてまでも手に入れようとするのより、笙子様のように、影ながら援助するって人の方が好きですね。
(紅子を好きな人っていないと思いますけど・・・)
関東大震災
母が震災で亡くなり、白雪先生も結核で亡くなり、一人になったありあ。
震災で手のケガ、救護所での歌声の周囲の反応はピアノから声楽への転向へのフラグか?