あらすじ
夏王の訃報に動揺と衝撃を隠せないありあ。そんな彼女に巡ってきたチャンスは、あまりにも突然、あまりにも無謀なものだった。公演中に倒れたプリマの代役に抜擢されたありあは、哀しみを引きずりながらもその大舞台に立つ。まったく無名の日本人が、はたしてパリの人々を魅了することなどできるのか!?歌にすべてを捧げてきた人生…その運命の幕が、いま上がる!
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Posted by ブクログ
夏王の死亡は、ありあだけには知らせられず、ありあは父のオペラの成功のために奔走します。
が、肝心のオペラの初演は失敗。
主役のメイもストレス性の胃炎みたいなので血を吐いて入院し、父ルパートも絶望して自殺しようとします。前巻で嫌な女だったメイとマーガレットは、このときになってありあの力を借りなければオペラが完全に失敗となることが分かったのか、手のひらを返したようにいい人になっちゃいます。
ありあは、このとき、偶然に夏王の死亡を聞いてしまいますが、夏王の死は信じられないと、劇場に向かい、そのままオペラに出演し、喝采を浴びます。
いい話の流れなんですけど、いくら掃除婦で聞いていたとしても、オペラに出たことのない人間がいきなりスムーズに演じることができるものなんですかねぇ?
「ガラスの仮面」の北島マヤみたい・・・なんて、思っちゃいました。
それにしても、最後にオペラの公演から何年後かって感じで出てきた人って夏王ですよね?死んだはずの。うーん、これは、あのとき死亡したのは他人で、持ち物とかが夏王のものだったのは、強盗にでもあったってとこなんでしょうか。執事が分からないってのも?ですけど。あと、トルコで誰かに助けられたけど、記憶喪失になってて自分が分からないって設定もありそうです。
まさか、「サイレント・アイ」みたいに、最終的には最初に想定していた人とは別の人とくっつくってのはないですよねぇ。ここまでひっぱって別の人とってのはやめてほしいですね。