【感想・ネタバレ】泣きたい午後のご褒美のレビュー

あらすじ

どんなときでも「喫茶店」でのひと休みと「物語」が私たちを癒してくれる。お茶の時間に交錯する人間ドラマを紡ぐ短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良すぎた!!!!
青山美智子さんと小川糸さんのお話を読みたくて買ったけど、それ以外の初めて出会った作家さんたちのお話があまりにも良すぎて、1話1話余韻に浸ってたら読むのに時間がかかってしまった…。

どのお話もすごく素敵なお店(喫茶店)が舞台で、ああこんなところに行きたいなあ…と思いながら物語に吸い込まれていった。
元々お目当てだったお二人の短編ももちろん良かったけど、個人的に斎藤千輪さんと竹岡葉月さんのお話が刺さった。
特に竹内さんのお話、いいお話だ〜と思ってたら「!?!」な展開になって、そしてさらに「???」となって…。
こんなほっこり話で一転二転することあるのかとびっくり。

ここで出会った作家さんたち、せっかくだから他の作品もぜひ読んでみたい。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お気に入りは斎藤さんの「究極のホットケーキ〜」

ペパーミントグリーンの洋館で頂くイブニングティー。この家とティーサロンの主・橘琴葉は、付き合っている彼氏とのやり取りが何処かチグハグで、何かを隠している気がするとお客さんに相談され…

まさかの異文化の違いでここまで考え方が違うとは思いませんでした。日本の文化が海外では通用しないのが面白かったです。

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2025年05月07日

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ネタバレ

青山美智子の本かと思ったら違った。しかし新しい作家との出会いがあった。
■青山美智子「サロンエプロン」★★
短い。この本における客寄せパンダ。
■朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」★★★★
おもしろい!大谷翔平の人生設計を「痛い」という視点が最高。言われてみればそのとおり。いまだからなるほどすごいと思うが、これを普通の高校生が書いていたらたしかに痛い。学歴至上主義の編集者も痛い。これは作者の実話だろうか。こんな編集者ほんとにいそう。
■斎藤千輪「究極のホットケーキと紅茶占い」★★★
ちょっとした日常系ミステリーの感じ。
自力で解答にたどり着けなかった。悔しい。
■竹岡葉月「不純喫茶まあぶる」★★★
メタ小説。おもしろいが、同じ構成の話はどこかにありそう。私は初めてだったので楽しめた。
■織守きょうや「彼と彼女の秘密と彼」★★★
マスターは実は夫婦でなく同棲している姉弟でしたという最後のオチが受け入れられない。血の繋がらない姉弟ならいいのだけど。教師と生徒が仲良すぎるのも違和感。女子生徒がタバコ持ち歩くのも無理ある。好きな人のものだからと持ち歩くか。開けてあるならにおいも気になる。マスターは何歳の設定か?
■小川糸「浮島 イルフロッタント」★★★
設定を理解するのに時間がかかる。方言にする必要はあるのか理解できない。夫に会うところまで見たかった。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青山美智子の新作だと思ったら、違ったのでちょっと残念。喫茶店のオムニバス。織守きょうやがホラーで笑。
最後の話で「餅が大好きで、最後は餅を喉に詰まらせて死んでしまった。最後の詰まった餅を吸い取られてしまってそれが心残りで、ナカマ茶屋に餅を食べに来た」て話で笑った。吸い取るよね

青山美智子 『サロンエプロン』
カフェの店員の仕事がんばろう!

朱野帰子 『痛い人生設計を作る、ルノアールで』
小説家になったけどあまり売れない。私立校卒の編集者に公立はつまらない人間しかいないと「下」に見られる。公立高校のとき同級生に面白い女がいて、久しぶりに連絡をとると(40歳くらい)、「痛い人生設計をつくろう」と言われ、高校のときよく行ったルノアールで会議室を借りる。
痛い人生設計っていうのは、叶いそうにない計画、みたいな感じ。
彼女は自分の人生を愛しているから

やりたいことをやりたいって言うことを痛いなんて思わせちゃだめだって

斎藤千輪『究極のホットケーキと紅茶占い』
不気味だと思った恋人の行動は単なる文化の違い。
恋人は中国で育ったのだった。日本人と中国人のハーフ

竹岡葉月『不純喫茶まぁぶる』
漫画家が行けない純喫茶の話を作る。

織守きょうや『彼と彼女の秘密と彼』
マスターが告白を聞いてくれて、秘密を漏らさない喫茶店。主人公は同級生の女子のかばんからたばこを見つけてしまう。(ぶつかってかばんの中身が出た)。それを相談。その同級生の女子も「盗んでしまった」とマスターに相談。偶然聞いてしまう。主人公はその女子が気になり、恋だと気づく。
主人公は教師にも遠回しに相談。しかし、偶然その女生徒が教師に恋をしていると気づいてしまう。
マスターの秘密は自分の姉と恋愛関係にあり同棲していること。

小川糸『浮島 イルフロッタント』
死んでから天国に行く前に、最期に食べたかったものを提供してくれる『ナカマ茶屋』主人公はそこで働いている?
主人公は自転車で走ってるときに上からなにか落ちてきて死んだ。死んだことに気づかず3年。同棲していた彼氏に新しい奥さんが出来ていて自分が死んだとしる。その人が死ぬのをナカマ茶屋で待ってる

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2025年11月14日

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ネタバレ

喫茶店にまつわる短編集。
全作通じてほっとできる話で、安心して読むことができた。

ルノワールは、おもしろかった。
パワーあふれる話にワクワクした。
お互いがビッグではなく、そこそこなのがとてもよい。
偏向主義の編集のことなんて、吹っ飛んだのではないだろうか。
私も落ち着くルノワールでは、時々時間をつぶさせてもらっている。

まぁぶるはおかしくて、ん?となって読み返してしまった。
お昼ご飯は、もちろんナポリタンを食べた。

ラスト浮島は、じんわりした。
読みながら、母はお煎餅をいただいてから昇っていったのだろうと思った。
食べさせてあげたかったから、このお話に少し救われた気持ちになった。
私は何をオーダーするだろう。
考えておこう。

2025/07/20 10:59

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
青山美智子「サロンエプロン」
朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」
竹岡葉月「不純喫茶まあぷる」
斎藤千輪「究極のホットケーキと紅茶占い」
織守きょうや「彼と彼女の秘密と彼」
小川糸「浮島 イルフロッタント」

喫茶店でのひとときを描く短編集。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は「喫茶店」をテーマにした6人の
作家さんによるアンソロジー、どの作品も
面白かった。個人的には自分のことをわかって
くれる友達って大切だなと思った
「痛い人生設計を作る、ルノアールで」、
予測していた展開にもうひつと秘密というか
予想していなかった展開があった
「彼と彼女の秘密と彼」、おいおいすげぇ~
妄想だななんて思った「不純喫茶まぁぶる」
なんかも面白かった。
喫茶店でゆっくりホットケーキや
ナポリタンが食べたくなる一冊でした。
久しぶりにウィンナーコーヒーでもいいな。

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2025年05月31日

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