【感想・ネタバレ】警視庁情報官 シークレット・オフィサーのレビュー

あらすじ

警視庁情報室。それは警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団である。情報室へ舞い込んだ1通の怪文書。エース情報官・黒田は、抜群の情報収集力と分析力で、政・官・財界そして世界的な宗教団体までもが絡む一大犯罪の疑惑を嗅ぎつけるが……。公安出身の著者による迫真の「インテリジェンス」小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

濱嘉之「警視庁情報官 シークレット・オフィサー」
濱嘉之の小説初めて読みました。
期待して読み始めたのですが、小説というよりドキュメンタリーみたいな感じと、警察組織(公安)の説明?みたいな感じでした。
警察のエリートがCIAやMI6みたいな情報組織を作り上げていく中で、政権をも揺るがす犯罪を暴いていく感じなんだけど、途中でブツブツ話がつながらない(つながっているんだけど、小説という感じのつながりじゃない感じ)ので、消化不良といった感じです。
次作に期待。

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2016年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容、大筋は興味深いものであった。
“情報”を扱う仕事…なるほど!と思わされる点も多々あった。

悪役として描かれることの多い、警視庁と警察庁のトップ2名がどちらも“正義”の追求者であった点も好感が得られた。

ただ……構成というか、作品全体としては不満アリ。

●状況説明9割+物語1割、な内容。
……壮大なスケールでの“情報室立ち上げまでの流れ”と“事件の背景”を追うだけで紙面の8割以上を割き、小説というよりはノンフィクションや報告書を読んでいるかのような感覚だった。
……会話文を全て足しても20ページ分ぐらいしか無いんじゃないか?と思うほど(笑)。

●人名多すぎ。
……1~2度しか登場しない人物にもしっかりと氏名が設定されている、その構想力(筆者の脳内人物相関図)は、凄いとは思うけどね(苦笑)。

●“メイン”は、どこに…?
……情報室立ち上げの経緯や登場人物の説明などのお膳立てを省くとしたら、ストーリー自体は、プロローグと最終章の後半とエピローグを合わせただけでことが足りる、という薄さ(笑)。




実は、シリーズの続編『ハニートラップ』の方を先に読んでしまっていた(笑)。本書を読んで、そちらと繋がったことから……不満は多いけれど本シリーズの他作品も読んでみたくなりはした(笑)。

★3つ、6ポイント半。
2013.02.13.了。

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2015年08月21日

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