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Posted by ブクログ
表紙の彼は誰?って思ったら、鈴子の家の元使用人の佐之次でした。偶然鈴子と再会して、仲良くしているところを見て、津軽がヤキモチ?ってくらいに思っていたら、なんとも嫌な展開に。
津軽のパパの店の商品が横流しされ、代替品で佐之次が仕入れてきた商品は粗悪品で、佐之次は逃亡。津軽パパが鈴子を見る目は冷めたままです。ほんと、河内が口を滑らしたのがいけないです。
佐之次に裏切られたと思って泣いている鈴子の表情や、そんな鈴子を抱きしめている津軽の表情がほんと切なかったです。
佐之次はほんとは鈴子のことを好きで、黒幕に命令されて仕方なくやったみたいですけど、最後に出て来た人って、きっと鈴子の兄でしょうね。鈴子と鈴子の姉を遊郭に売り飛ばした上で、手元に戻そうと考えてたみたいですけど、性格的に難ありな感じがしました。
これからも変に絡んできそうで、嫌な感じです。
時代背景に浪漫
時は明治。和洋混在して独特のロマンの香りがする。鈴ちゃんは没落した家族の出身。吉原にいるところを縁あって呉服屋の息子、津軽に引き取られる。最初は二人で「探し物屋」を営むのかと思いきやいつのまにか津軽も店に関与。今回は鈴ちゃんの昔の家に奉公していた佐之助がいろいろやらかしてくれ、津軽を窮地に追い込みます。もちろんそこには裏で手を引く者が。津軽はカッコいいのですが、どうも鈴ちゃんが子供すぎる容姿なのが気になって話が入ってこない時があります。
Posted by ブクログ
無料アプリ。表紙が津軽だと思ってて、なんで髪色変わったんだろうってしばらく思ってたけど、3巻読み終わってやっと佐之次だったんだってわかった。3巻は美人探しから始まったけど、相手との身分の差を感じて身を引こうとする依頼人に対しての鈴の言葉がすごい良かった。華族の令嬢が平民に並ぼうとする事がどんなに勇気のいる事か!ってやつ。津軽のお母さんが言う「遊廓にいたことがそんなにいけないことかしら?」「私たちの津軽はそんなにみる目ないかしら?」ってのが何か器が大きい感じがして良かった。佐之次と鈴の2人に妬く津軽が新鮮。深い意味はなさそうだけど。佐之次に裏切られる鈴見てて、何でこの子こんなに悲しいことばっかりなんだろうとか思っちゃった。こんなに続いたらそりゃ大人びて気も強くなるよね。最後に出てきたのは行方不明だというお兄ちゃんなのかな。だとしたら妹を水揚げってどーゆうこと?
Posted by ブクログ
最初連作短編的な感じだったのが、長編ぽくなってきました。
ラストに意味深に登場した男は誰なのか。
行方不明となっている鈴子兄か?
でも、なぜ妹達を追い詰めるのかは謎。
Posted by ブクログ
3巻は没落華族の出身だという鈴の出自に関わる話がメイン。
鈴の御屋敷で下男をしていた佐之次という男に偶然出会った鈴は津軽に雇ってくれるよう頼む。
佐之次さんは悪い顔してる時の方が好きだな。
損害発生の藤島屋さんは大丈夫なのか。
黒幕っぽい人がラストに出てきた。