あらすじ
大陸の中心・フォルモント国。建国の英雄ジョセフの孫、シャーロットは、本を愛するインドア派の末っ子姫。自分を飾らず、お見合いにも失敗ばかりの彼女は、父王から“首なし騎士”、アルベルト・ホースマンと狩りに行けと命じられる。戦乱の時代、数々の首級をあげたという彼は、まるで抜き身の刃。しかもシャーロットを次の主候補に選び、つきまとってきて!? 選考委員全員が大注目!! 第9回小説大賞、奨励賞受賞作!!
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Posted by ブクログ
イラストが地味目なので、積読になってましたけど、読んでみたら面白かったです。引きこもり王女のシャーロットと物騒な騎士のアルベルト。恋愛話は薄くて、先代の王が隠した王冠をめぐっての陰謀話でしたけど、先が読めない展開は久々。
途中、アルベルトの髪の色が蜂蜜色ってなってて、あれー、黒髪じゃなかったっけ?って思って、ちょっと戻ってみたら、そういや変装してたんですね。読み飛ばしてました。。。
愛情表現が首を締めるとか、ちょっとあぶないですけど、シャーロットとアルベルト、シスコンのレイフォードの三角関係も期待です。
Posted by ブクログ
Twitterでフォロワーさんからオススメして貰った本。
普段は読まないジャンルなので最後までいけるか不安だったけど、スラスラと非常に読みやすかった。
シャーロットは初めに「外に出るよりも読書が好きなお姫様」と紹介されていたので大人しいのかと思いきや、いい意味でそれを裏切られるキャラクター性。
ポンポン出てくる言葉の切れ味にハラハラさせられた。
王位を巡り物語は進むけど、その根底にあるのが権力争いよりも捻れてしまった家族愛だったことが切なくて息苦しくなった。
国王は殺人の罪があるので簡単には罪を償えないだろうけど、未遂で終わったクローヴィスにはこれから家族をやり直す機会が与えられないかなぁと願ってしまう。
最後にシャーロットを仕える主と見定めたアルベルトとこれからどんな関係を築くのか、続きを読むのが楽しみになった。
あと犬のタローがずっと可愛い。
Posted by ブクログ
首なし騎士。かっこいい。でももう少し無口だったら個人的にはなお良かったかもしれない。最初の残虐なイメージと、シャーロットを連れ出す姿がどうにも重ならなくて少し違和感を覚える。アルベルトはお祖父さんのおかげで変われたのかな?それとも幼いシャーロットが変えたのかな?シャーロットは引きこもりでネガティブだけど、育った環境から考えると仕方ないし応援したくなる。お兄さんとは血が繋がってなかったら、お兄さんもアルベルトに横槍いれてきて面白くなるかも?(笑)タローがどうしようもなく可愛いな。続きも読みたい。
Posted by ブクログ
キャラが良いのでもっと読みたい!って思える作品。
インドア派王女って言うより、完全にヒキコモリ王女だったけど、そういう性格が形成されるまでの資質があり、辛い過去があり、これからちょっとずつ成長していく様を見られるのかなと嬉しい。
個人的には長兄の出番がもっと見たい(笑)
愛情表現なんて知らない首なし騎士と、
腹違いもしくは血がつながっていないかもしれない長兄との、
三角関係になるかもしれない今後の恋愛模様が楽しみです。
Posted by ブクログ
面白かった!騒がしい感じじゃなくて、とても落ち着いてる感じが好印象。ラブ成分は確かに薄かったけれど、折角なのだからこの雰囲気のまま恋愛恋愛しない話でもいいかもしれないと思った。