あらすじ
ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第6弾も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 今読みたい日本ミステリーがここに集結! 『Jミステリー2024 FALL』登場。
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Posted by ブクログ
2025/9/12
アンソロジー。
お目当ては川瀬七緒。
めちゃくちゃ後味悪いの書いてきた。
がんばれよ、それひっくり返せよ、とも思うけど主人公も愛すべき人ではないので「うん、まあ…」みたいな読後感。
実際にとんでもない暴言書いてる人ってこういう人なのかもな。
正義の味方ヅラして憂さ晴らししてるだけ。
怖いなぁ、気をつけよ。
我こそが正義だと思っても1回立ち止まろ。
とは言え、物語には救いが欲しいのですよ。
なのでこの中では『神通力』とかちょっとは救いがあってよかったよね。と思いました。
Posted by ブクログ
【収録作品】
「刑事(デカ)の食レポ」誉田 哲也
「あなたは知る由もありませんが」辻堂 ゆめ
「Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳」矢樹純
「沼の底、さらに底」川瀬七緒
「神通力」秋吉理香子
「いじめの子を殺しに」平山夢明
「刑事の食レポ」は、姫川玲子シリーズ。といっても、魚住久江が過去に関わった事件の話。
「あなたは知る由も……」は、だから何? と思ってしまった。
「黒きつぶらな君の瞳」は、この中では最もミステリらしい話だと思った。
「沼の底……」は、どっちもどっち。不愉快でしかない。
「神通力」は、イヤミスではなく温かい結末。
「いじめの子を……」は、テーマはともかく描写が汚すぎて生理的に受け付けない。
現代ならではの話は気がめいる。なるべく現実的でない、作り物の、よくできたミステリが読みたい。