あらすじ
年が明け、《七つの盾》の一門である当主であるリンゼイより、
双子と共に《赤い竜》の動向を探る依頼を受けるチセとエリアス。
二人は逡巡するも調査同行を快諾し、学院へ戻る手筈を整え始める。
一方、ヴァイオレット達の母親、ヒルダ・セント=ジョージは
竜の国を訪れ彼の者に希う。共に英国に来てほしい――と。
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匿名
ゾーイの村
この巻もまだまだ学院のみんなが登場してくれて嬉しかったです。でもゾーイの村でのお話が少し続くのかな?リアンがアイザックとフィロメラに嫉妬してるのが見られてすごく満足でした。またぜひみんなのやりとりが見たいなぁ。
学校編でキャラが増えて話が大きくなっていくなと思っていたら、
生徒の親だけでなく新たな物語のキャラまで出てきて、またまた世界が広がっていく。
後半はゾーイの里帰りでまたまたまたキャラが増えていく。
キャラの把握は大変だけど、物語が面白いので楽しめます。
複雑…
大人といえど精神的にはちょっと安定してるだけで冒険心もあるし、楽しく暮らしたいもの。
だから、大人と子供の区別が立場上はあるけれど、情動が似てるところがいいなぁと感じた。
後半のゾーイの村でのこと…
彼が臆病になったのも分かるし、ルーシーが怖い目に遭わされて黙ってないでやり返したのは肯定できる。
分をわきまえず、成長したゾーイに挑み、なぜか憎しみに駆られる彼女らにも理由はあるのだろうけれど。
チセたちはその憎しみの元にアプローチしそうな気配。
それにしてもみんなが騒ぐ赤い竜って、チセの変形なのになんだか大騒ぎになってるなぁ。
イギリスと呼ばれる国のいろんな民族の歴史や政治的な統合が未だに真の統合になってないことも窺えた。日本はうまくやったなぁ。
エリアスが研究に行くか行かないかで悩むシーン、可愛らしかった。
フィロメラとリアン、どうなるのかな。
アイザックともいい感じだし…
不幸せが起こる場所には見えない存在の働きがあり、呪いとなって残った何かに今も私たちは知らず知らずのうちに巻き込まれてるのかも。
ピカチュウみたいな獣は灰の目に殻を壊された人喰いでしょ？
あれがどうなるのか？
それからジャスミンとバイオレットの性自認が確かちょっと混乱。
トーリーさんもなんだか性的にあやしげなことを話してた気がする。リアンとフィロメラ、いいと思ったんだけどな。
