「自分にとって一番大切なものはみんな違うんだから」
正反対の性格の小松奈々と大崎ナナ。同じ名前の少女が出会い、それぞれの幸せと向き合う。平成が舞台の本格青春ストーリー!
冒頭のセリフは、作中で最も心に響いた言葉です。カリスマバンドのボーカルを務めるナナと恋愛最優先な生活を送る奈々。性格も生活も全く異なる2人が、お互いのことを真剣に理解しようとする姿に心動かされます。現在私たちの生活では、SNSで周りの近況を知り、会いたい人には簡単に連絡を取れるのが当たり前。そんな時代を生きているからこそ、私は作中の2人の「接点が少なくても心の距離は近い」関係性が羨ましいと感じました。
読めば必ず『NANA』の世界観に引き込まれること、間違いなしです!
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Posted by ブクログ
レンの、「レイラの歌声は…… この世で一番気が紛れる……」「でもナナは… おれがおまえを抱いて眠るより…… おまえの子守歌で眠る方が… 嫌がるかな……」というセリフが、どこまでナナのことを分かっていて、どこまで好きなんだ…!と、切なくなった。詩音の「身近に好きだと思えるような人間が一人もいない事だってあるるんだから」という言葉を、初めて読んだ時は、そんなことがあるのかと不思議に思ったけど、残念ながら、今なら分かるようになってしまった。えーなんでレンは先にレイラを迎えに行って、ハチはそれを喜ぶの??頭が悪いから分からなかった。