【感想・ネタバレ】伊藤潤二傑作集 11 潰談のレビュー

あらすじ

「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)でも紹介されたホラーコミック界の鬼才が放つ恐怖名作集、最終弾!南米ジャングルから蜜壺を持ち帰った男。極上の味の蜜に人は群がるのだが……。表題作ほか全14作を収録。
※『伊藤潤二傑作集11 潰談』には『闇の声』及び『真・闇の声 潰談』に掲載されているタイトルがすべて収録されております。

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美麗な絵と卓越したストーリーテリングで数々の名ホラー作品を世に放ってきた伊藤潤二氏。氏の最大の功績は、ホラーでありながらシュールな笑いを誘う……ホラーギャグというこれまでにない新しいジャンルを打ち立てたことだろう!
その代表がこの「双一」シリーズである。主人公の双一少年は、日常的に釘を噛み、気に食わない奴に向かってペッペと吐きつけては、兄の公一さんに怒られ、「ホラーな目にあわせてやる……」と捨て台詞を残して、勝手に呪いをかけては毎回失敗し、自分が痛い目にあって終わるという、チャーミングな男の子。呪いの力は本物なのに、子どもであるが故にうまくいかず、じたばたするところがまた可愛らしい。
ガチホラーは怖くて読めないけれど、ホラーギャグならいけるかも……という方にぜひお手にとって欲しい。ちなみに『HUNTER×HUNTER』作者の冨樫義博氏も伊藤氏の熱心な読者というのは有名な話。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

名作揃いの傑作選最終巻。
全部並べて、ずっとずっと読み返し続けたい。

ペラペラペラペラ……

双一と淵さんには定期的に会いたい。

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2024年11月18日

Posted by ブクログ

まさかの双一再登場が嬉しい。あの一家があんな悲しい結末になっていたのか....と思いきや、またまたまさかの夢落ち。双一はなんだかんだ最後は双一が懲らしめられるのが良いんだよね、スッとする。しかし夢とはいえファッションモデルと子供作っているとは....夢でも嫌すぎる。ていうか全開沼地でモデルと遭遇してから一体何があったのか

今回で最悪に生理的嫌悪感全開だったのはなんといっても『グリセリド~あぶら~』でしょう。これは他の読者も同じじゃないだろうか。にきびを潰して中身を妹の顔面にホニャラララ....最悪すぎる。読んでてオエッってなってしまった。よくあんなの描けるよな

以前世にも奇妙な物語で実写化されていた『自縛者』も収録されていた。これって既に漫画であったものを映像化していたんだね。実写版の方はストーリー改変も演技も演出も映像もしょっぱかったけど、やっぱり本物は違うね。この美しい絵と陰鬱なストーリーがあってこそアイディアが引き立つのだと再確認した

しかしこれで傑作集としては最後の巻か。この傑作集は度々出版されているみたいだけど、これは装丁が綺麗で話も面白くて大満足だったぜ

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2015年05月06日

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