あらすじ
メニルは大好きな婚約者カイルのために自分を磨いていた。けれど、カイルは王都の学園にいったきり、メニルに会いに来ることも、手紙を送ってくることもなくなる。不安なままメニルが王都の学園に入学すると、なんと彼の傍には恋人のように振る舞う女性の姿があった。しかも彼が「自分の婚約者は性格も容姿も醜い悪役令嬢だ」と悪評を流しているのを知る! どういうことか問いただそうとしたものの、何故か彼はメニルが自分の婚約者だと気づかない。仕方なく、メニルや周囲の人間が何度も手紙を送ったのだが、読んですらいないようで……!? あまりのことに、メニル以上に周囲の人間が切れ、カイルへの報復を計画し―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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噂の影響力は恐ろしい
婚約者が王都の学園に行ってから別の女に目移りする話。カイルは婚約破棄をもくろみ、側にいない彼女のひどい噂をたてる。メニルは“悪役令嬢”にされていた。
ここからが面白い。
満を持して彼に会ったがメニルに気づかない。婚約者本人だと言っても信じない。そして、婚約者は見た目も中身も醜悪だと言う。本人を目の前にして! “逃がした魚は大きい”と彼が気づくのはいつか(笑)。
ウソの噂を広めたけど名前を明かしていないから被害はないだろうと言うバカな男。真実を広められ友人もいなくなり就職活動もままならなくなり怒るが、噂の恐ろしさを気づいても遅い。あちらこちら 皆ざまぁされてスッキリ
まさに自業自得
本の粗筋を読んで、何故アホカイルが自分の婚約者であることに気付かないのか謎だったけど、読んで納得!
それにしてもカイルがあまりにも自己中だし、物事を自分の都合のいいように捉えがちで、救いようがなかった。
カイルと浮気相手マリーを中心に周りを巻き込んでの華麗なるかつ大掛かりなざまぁにスッキリ!
前作?に続き、面白かった。
考えることを、先送りする婚約者。
悪い噂を流す婚約者。
でも、ヒロインの周りは、最強の人達ばかり。
自分の事しか考えてない婚約者と、その彼女。
皆んな断罪されて、スッキリ。
絵は可愛いけど、内容は怖い
悪意の有り無しにかかわらず、事実無根の「噂」は怖い…
そんな話しでした。
幼馴染みのカイルがメニルを裏切り、浮気相手のマリーと自分の立場を守る為についた「僕の婚約者は醜悪で独占欲が強い」という嘘…
これが他者の無責任な思いをのせて「悪役令嬢」がひとり歩きを始める。
最終的に当事者のカイルとマリーは当然の事ながら酬いを受けるので納得なのですが…
2人とも幼少期からの成長過程での両親に問題が有りすぎて、考えや行動が自分勝手でご都合主義になってしまったんだな…と同情してしまう一面もあります。
メニルの父ディスターもその辺りは分かっていて、軌道修正できるチャンスを与えていたのに、理解出来なかったのが本当に残念。
子育てにきちんと向き合って来なかった双方の両親に、子どもの不始末の責任の一端をとらせるのは、仕方ないのかもしれません。
あと、物事の真実を知りもしないで無責任な噂を広めた者達も相応の酬いを受けるので「自分で責任をとる」かたちをとったんだな…またその親達も…と
噂に苦しめられたメニル、巻き込まれたメニエル、たった1人噂を信じなかった友人ラフィシアの3人が幸せになったのは良かった。
番外編でメニルの実母も「噂」に振り回された人だった事。メニル出生が複雑な事が、本編の伏線回収ですね。
匿名
教訓になります。
主人公に味方する人達が、強すぎません? 断罪されるべき連中がきっちり断罪されてます。ツケは後から必ずやってくる、嫌なことを後回しにするのは、よく考えてからにしたほうが良いですね。
読み応えあり
めちゃくちゃ読み応えがありました!!読めば読むほどに続きが気になってしまい、夜更かししてしまいました。それに、読みやすい作品でした!いろんな登場人物の気持ちも書いてあり、なるほどなぁ〜。それから、こうなっていくのか〜。ふむふむ(笑)となりながら読みながら楽しませて頂きました。表紙みたいに爽やかではないです(笑)でも、ドロドロでもないので読みやすいですよ。
元婚約者とその恋人達だけが、ヤバいのかと思っていたらそうじゃなかった!!!!ヤバいのは、他にもいたーー!!!!!!ヒロイン側にもヤバイ人達おるわで、めちゃくちゃ楽しかった!!!
家族愛が強くて良かった
最後の短編まで読んで、噂に振り回される人々と噂に傷つけられる人がテーマだと分かりました。
ざまぁは周りの人達がすごかったし、痛快でした。やられた事をやり返す。気になって一気読みしました。
買って良かったです。
怖かった
表紙の絵の爽やかさとは180度異なる、ちょー怖いザマァものでした。文章読みやすく、平日夜に一気読みしちゃいました。パパ怖かったです。ある意味、パパが影の主人公みたいでした。
ヒロインが婚約者から悪役令嬢に仕立て上げられて孤立するも幸せを掴むお話。家族背景が複雑。噂やいじめをしたら自分に帰ってきて周囲にも迷惑をかける徹底したお話でした。
匿名
うわさの力
噂って怖い…
誰も「悪役令嬢」が誰か、聞こうとも思わなかったのかな?
そこだけ引っかかります。
これだけ大きな話題なのに、誰も興味を持たないってちょっと不自然じゃないかな?
全体としてはとても面白かったです。
酷い目にあったけど、そのおかげでもっと素敵な相手に巡り合えたのは良かったね。
匿名
うわさ一つで…
噂一つで、相手の人生や人格を壊していく。怖いですね。ここが、この話の言いたかった事なのかなとも思いました。元婚約者と今カノは、救いようがなかったし、その家族も同罪。周りで囃し立てた人達にも裁かれて因果応報でしたね。
ザマァの真骨頂
ヒロインのメニルは、本当に頑張り屋の女の子。でも、最初の婚約者とその一家は究極のバカでしたね。その彼に婚約者がいるのを知りつつ、何も考えずにくっついた令嬢も、育児放棄されていたのは哀れだけど、自分自身で何も考えていないからこそ、最後はザマァされたわけですし二人揃って自業自得でしょう。このお話では、無責任に噂を煽っていじめをしていた連中にも断罪が下されます。家族ぐるみで究極のザマァのお話でした。
少し違って面白かった
流行りの悪役令嬢婚約破棄ものからのザマァと思っていたのですが、思っていたより面白かったです。
ヒロインが貴族社会では立場の弱い子爵令嬢。それなのに実家は経済を回すほどの商家。その設定があったからこそ遠慮なく完膚なきまでにザマァできたのでしょう(主に父親が)。ストーリー自体は元婚約者をザマァするまでですが、その様子を視点を変えていろいろな目線から語られています。ただ他国との繋がりなどが面倒臭かったです。番外編もヒロインの実母と育ての母とのやり取りですが興味がなく私にはいりませんでした。
回りくどい!!
読んでいて苛々が収まりませんでした。
本当に皆これにスカッとしたの??
どーでもいい(興味がない)内容が大半を占めていて、そんなんいいから、とっととスパッとやっちゃってよ!と。
放置する意味なんて、物語の引き伸ばし以外に無いでしょ。
終盤までメニル=メニーである事に気付かない婚約者も苛々ポイントです。
別に、噂で苦しめる(やり返し)なんて、正体解ってからでも良かったじゃない?寧ろその方がお花畑共は苦しんだと思うけど違う?
あまりにも愚鈍な人物が多すぎてストレスが異常値。
メニルの身内も身内でどうも頭良くは見えないし、何だコレ?私は今何を読まされてるの??状態。
簡潔に言えば「金返せ」。
大昔にレビューで一度だけ書いた事がある言葉を久しぶりに書きたくなりました。